群馬県の県庁所在地は「前橋市」です。
群馬県庁は道府県庁舎として日本一の高さ(153.8m)を誇ります。
群馬県(都道府県コード10) | |
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県庁所在地 | 前橋市(まえばしし) |
庁名 | 群馬県庁 |
郵便番号 | 〒371-8570 |
住所 | 群馬県前橋市大手町1-1-1 |
電話番号 | 027-223-1111(代表) |
公式サイト | 群馬県庁 |
目次(もくじ)
県庁は何階建て?【展望ホールは32階】
群馬県庁は33階建ての建物です。
32階には展望ホールやカフェ、31階にはランチや夜景が楽しめるレストランもあります。
展望ホールからは上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)や前橋の市街地が見渡せますよ。
群馬大橋や群馬会館のライトアップなど、夜景も見どころです。
群馬県庁 32階展望ホール | ||
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利用時間 | 平日 | 8:30~22:00 |
土日祝 | 9:00~22:00 | |
入場料 | 無料 |
県庁では週末を中心に各種イベントも開催されています。映画やドラマのロケ地になったこともあります
群馬県庁の地図|アクセス・駐車場
群馬県庁へのアクセス |
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群馬県庁駐車場(県民駐車場) | |
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収容台数 | 777台 |
利用料金 | 2時間まで無料 以降30分ごとに100円 |
利用時間 | 8:00~22:30(入庫は21:30まで) |
備考 | 自転車・バイク無料(駐車場西側) |
公式ページ | 県民駐車場|群馬県ホームページ |
県庁所在地が高崎市から変わったってホント?
明治の廃藩置県以降、少なくとも2回(第1次群馬県と第2次群馬県)、群馬県庁は高崎から前橋へと移転しています。
いったいなぜ? 歴史を簡単に説明しますね。
【1回目の移転】第1次群馬県の歴史
1871年(明治4)に第1次群馬県が成立した際、県庁は高崎城に置かれていました。
しかし、高崎城が兵部省の管轄になることが決まったため、翌年6月に県庁が前橋城へ移されます。これが1回目の移転です。
その後、群馬県と入間県が合併して熊谷県になったため、群馬県の名前は一度消滅。
1876年(明治9)に、ほぼ現在の形となる第2次群馬県が成立しました。
【2回目の移転】第2次群馬県の歴史
第2次群馬県の県庁も、はじめは高崎に置かれました。
しかし、行政組織が市内数カ所に分散していたこともあり、わずか1ヶ月弱で前橋に県庁が移されます。これが2回目の移転です。
(仮庁としての移転。正式に前橋が県庁になったのは1881年のこと。)
県庁変更の背景・理由には、当時の前橋と高崎との間にあった経済格差も関係していたのではないかと言われています。
県庁誘致の中心人物が、前橋側が生糸貿易で財を成した産業人だったのに対し、高崎側は旧高崎藩の士族だったようです。
なお、前橋への県庁移転に対しての高崎市民の反発は凄まじく、この問題は裁判にまで発展しています。
最終的には1882年(明治15)に高崎側が敗訴し、県庁所在地が前橋に確定しました。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」でも脚光を浴びた楫取素彦(かとりもとひこ)は、第2次群馬県の初代群馬県令です
さいごに|県庁所在地の覚え方
最後までご覧いただきありがとうございます。
群馬の県庁所在地の覚え方としては「群馬(ぐんま)→前橋(まえばし)」と、しりとりにするのがオススメ。
加えて、このページで紹介した県庁移転の歴史を押さえておけば、さらに記憶が定着しそうですね!
関連ページ▼
参考URL
- 都道府県コード – 国土交通省
- 群馬県庁展望ホール|前橋まるごとガイド – 公益財団法人 前橋観光コンベンション協会
- 群馬県庁 – ぐんまフィルムコミッション
- 高崎学検定講座「逃げた県庁、逃げられた県庁-花燃ゆと県庁移転問題-」の報告 – 高崎市
- 高崎の時代抜け落ちる 県庁所在地の表示修正 昭和庁舎の展示、修正へ – 上毛新聞