「ボジョレーヌーボーの、
解禁日の、由来が知りたい!」
なんて、思ってませんか??
毎年、11月の第3木曜日に解禁される、
ボジョレーヌーボー(ボジョレーヌーヴォー)!
でも、ボジョレーに解禁日が設定される
ようになった、歴史背景やエピソードを
知っている人は、案外少ないモノ。
そこで今回は、ボジョレー・ヌーボーに、
解禁日が定められた由来について、
わかりやすくまとめました^^
解禁日の由来を知る前に、コレだけは知っておこう!
そもそも、ボジョレーヌーボーとは…
フランスの、ボジョレー地区で、
その年の、夏の終わりにとれたぶどうを、
すぐに醸造して作ったワイン。
なので、もともと、
ボジョレーヌーボーは、
「今年も、おいしいぶどうが収穫できたぜ!
神様、ありがとうございます!」
と、ぶどう(葡萄・ブドウ)の
収穫を祝い、感謝すると同時に、
できたてのワインを飲んで、
「今年のぶどう(ボジョレーヌーボー)は、
去年と比べて、酸味が強いかな~」
といった具合に、その年のぶどうの
味の、大まかな傾向を確かめるために、
作られたといわれているんですよね^^
で、これがどうして今のように
世界中に広まって、解禁日まで
定められるようになったかというと…
ワインの醸造家である、
ジョルジュ・デュブッフという人物が、
「こんなに楽しい、ボジョレーヌーボーの
初飲み(?)を、地元だけでやるのはもったいない!」
と、まわりの農家やドメーヌ(ワインの生産者)
たちを巻き込んで、イベントを開催するなどの
PR活動を、積極的に行なったから。
この、ジョルジュ・デュブッフの
啓蒙活動により、ボジョレーヌーボーは、
世界的に有名なワインとなりました。
いよいよ、ボジョレーの解禁日の由来が明らかに!
で、こうして世界中に
ボジョレーヌーボーが認知され、
しかも人気が出てくると、当然飲む側は、
「できるだけ早く、今年の
ボジョレーヌーボーの味を、確かめたい!」
と思うようになりますし、売る側
(生産者側)としても、そんな飲む側の
人たちの声を見逃すはずもなく、
「一刻も早く、ボジョレーヌーボーを
お客さんのもとへ、出荷しよう!」
だとか、場合によっては、
「少々品質が悪くても、早く出荷してしまえば、
お客(お金)が飛びついてくるぜ、ヘッヘッヘ…」
と、お金を儲けたい人たち(ビジネス)の
思惑が絡んできたりして、どんどんと
出荷時期が早まっていきました。
その結果、どうなるか。
今、チラッと触れたとおり、
どうしても早く売り出そうとすると、
必要最低限の、醸造時間すら確保されず…
質や味の悪いボジョレーヌーボーが、
つぎつぎと、市場に出回るように
なってしまったわけです^^;
で、この事態を重く見た、フランス政府は、
ワイン大国・フランスの名に、傷がつくのを
避けるべく…
生産者に、じっくりと腰を据えて
ボジョレーヌーボーを作ってもらおう
という、願いも込めて、
「この日までは、ボジョレーヌーボーを
販売したり、飲んだりしたらダメだよ!」
という、明確な日にち(=解禁日)を
定めることにしました。
コレが、ボジョレーヌーボーに、
解禁日が定められた由来です。
じゃあ、解禁日が「11月の第3木曜日」になった由来は?
ちなみに、ボジョレーヌーボーの解禁日が、
- バレンタインデー(2月14日)
- ホワイトデー(3月14日 )
- クリスマス(12月25日)
などのように、特定の日付ではなく、
「11月の第3木曜日」になった由来は
なにかというと!
もともとの、ボジョレーヌーボーの
解禁日は、「11月15日」と、
特定の日付だったのですが…
フランスには、安息日(宗教で何もしては
いけないと定められた日)には働かないという
文化が、昔からありました。
で、その安息日(土日など)と、11月15日が
重なってしまうと、ボジョレーヌーボーを
運ぶ、運送会社なども休みになってしまうため…
折角の解禁日なのに、ボジョレーヌーボーが
手に入らない!という、なんとも悲しい状況が
生まれてしまったんですよね^^;
そこで、フランス政府は、あらためて
ボジョレーヌーボーの解禁日を、
「11月15日」という特定の日付から…
土日(安息日)と重なることのない、
「11月の第3木曜日」へと変更しました。
これが、ボジョレーヌーボーの解禁日が、
特定の日付ではなく、「11月の第3木曜日」
になった由来です^^
コレを聞くと、ボジョレーヌーボーの産地・
フランスの文化だから、しょうがない話では
あるんですが!
われわれ、日本人からしてみれば、
11月の第3「金曜」とかにしてくれたほうが、
飲む側も次の日を気にせず、遅くまで飲めるし…
売る側も、飲食店は繁盛すること間違いなし
だから、ありがたいはずで、いいことずくめ
なのになぁ、なんて思っちゃいますね♪
まとめ&さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は、ボジョレーヌーボーに
解禁日が定められるようになった由来と…
解禁日が、特定の日付ではなく、
「11月の第3木曜日」になった由来の
2つについて、ご紹介してきました。
最後にもう一度、今回の記事の内容を
ギュッ!と、凝縮してまとめておくと、
こういったカタチになりますね^^
- ボジョレーヌーボーに、解禁日が生まれたのは、
早く出荷されることによる、品質の低下を防ぐため - 解禁日が「11月の第3木曜日」になった由来は、
安息日と重ならないようにという、政府の配慮から
ということで、続いては、
こちらも、今の時期がおいしい季節!
松茸(マツタケ)と、氷見の寒ブリの、
知っていると、ちょっと得する豆知識
については、以下の記事たちをどうぞ♪
⇒松茸の産地ランキング!
日本一なのは?海外からの輸入量は?
⇒氷見の寒ブリの時期は?
日帰りランチ&通販のオススメはコレ!