函館の夜景

8月13日は函館夜景の日。
「や(8)けい(K=トランプの13)」の語呂合わせから、1991年(平成3年)に函館青年会議所の理事長だった福西秀和氏が発起人となって制定されました。函館の美しい夜景をアピールするのが狙いです。

今回はそんな日本三大夜景・世界三大夜景の1つにも数えられる、函館の夜景にまつわるクイズを2問出題します。全問正解を目指してレッツトライ!


【Q.1】函館の夜景はどの部分?

「函館の夜景」として、私たちがよく目にする写真は、冒頭にも出てきた下のような景色。

函館の夜景

では、写真に見えている部分(夜景)は次のうちどこでしょう? 下の地図からもっとも近い番号をお選びください。

[クイズ]函館の夜景。私たちが見ている場所は次のうちどこでしょう?
© OpenStreetMap contributors

答え



正解は「3」。3の部分を拡大してみると…

【地図】函館の夜景はこの部分
© OpenStreetMap contributors

ご覧のとおり、夜景の写真と同じくびれが出現しました。私たちがふだん見ているのは函館山頂展望台から、函館駅などの函館市街を望んだ夜景です。

実際には、誤答選択肢「1」の部分を見ていると勘違いしている人がたくさんおり、人気テレビ番組「水曜日のダウンタウン」で取り上げられたこともありました。
なにを隠そう、僕自身もずっと1の部分を見ていると思い込んでいたうちの一人です。
(水ダウの説は「函館の夜景 北海道のデカさナメてて場所勘違いしている人結構いる説」。)

ちなみに「1」の部分には日本で唯一、太平洋と日本海の両方に面する自治体・八雲町やくもちょうがあります。クイズ好きのあいだでは「北海道木彫り熊発祥の地」としても有名です。

噴火湾パノラマパーク(北海道八雲町)
▲八雲町の観光スポット「噴火湾パノラマパーク」

【Q.2】函館の夜景はなぜきれい?

函館の夜景が特有の美しさを誇る理由には「見下ろす角度が理想的」「両側の海が『光と闇』のコントラストを生み出している」「オレンジ色の街灯など、光に温かみがある(派手なネオンサインが少ない)」などが挙げられます。

では「景色を見下ろすのに理想的な角度」とは、具体的にどのくらいでしょう? 次のうちもっとも近いものをお選びください。

  1. 10度
  2. 30度
  3. 45度

答え



正解は「1.10度」。都市景観を研究する広島工業大学教授の樋口忠彦氏によると、この角度が最も見えやすい景色になり、函館山から見る函館市街や函館港はちょうどこの条件に当てはまるんだそうです。

函館山の高さは334メートル。山頂展望台へはロープウェイや車で登れますよ。(マイカーの場合は交通規制や冬期通行止め期間あり)

【まとめ】夜景のゴールデンタイム

最後までご覧いただきありがとうございます。おさらいとして、今回の内容をまとめておきますね。

  1. 私たちが良く目にする函館夜景の写真は、函館山頂展望台から函館市街を望んだもの
  2. 函館山からの夜景は、景色を見下ろすのに理想の角度「10度」に当てはまっている

函館夜景のゴールデンタイムは、空がゆっくり暗くなる日没後30分とされています。たしかにこの時間帯なら空の色の変化を楽しみながら、ずっと飽きずに夜景を眺めていられそうです。

空に少し明るさの残る夜景と、真っ暗闇の中に浮かび上がる夜景。両方の写真の撮り比べをしても面白そうですね!

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【参考】函館の夜景が見えるホテル

「函館の夜景を満喫できる高層階確約プラン」のあるホテルを3つあげておきます(プラン確認は記事執筆時)。掲載のホテルを基準に、料金などの条件をすり合わせながら観光の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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