10月5日は「カナダ・メープルの日」です。
カナダ産メープルをブランドとして育て、世界市場での販売促進や価値の創造を行なっている「ケベック・メープルシロップ生産者協会」によって制定されました。
日付の由来は「カナダのメープル街道が赤く色付く時期が『10月初め』である」ことと、「カエデの葉の形が、手で数字の『5』を示すときの形に似ている」ことから。
日本市場にカナダ産メープルシロップの素晴らしさを伝え、理解を深めてもらうことが目的で、「メープルシロップを使ってパンケーキを作り、愛する人へ感謝を伝える特別な日にしよう」と呼び掛けています。
カナダのメープル街道とは、カナダのナイアガラの滝からトロント、オタワ、モントリオールなどの都市を経由してケベックシティに至る、全長約800kmにも及ぶ街道のこと。
メープルの木が、赤やオレンジ、黄色などの紅葉に彩られるさまは、カナダを象徴する絶景として知られています。
メープル街道は、開拓時代にイギリスとフランスが覇権争いをした場所でもあるため、別名「ヘリテージ(史跡)街道」とも呼ばれています。カナダ建国の歴史に触れられるため、歴史好きにもおすすめのスポットだといえそうです!
今回は、そんなカナダ・メープルの日にちなんだクイズを1問出題します!
【クイズ】メープルシロップの原料は?
カナダの国旗の中央にデザインされていることでもおなじみの、その樹液がメープルシロップの原料となる植物は、次の3つのうちどれでしょう?
- サトウカエデ
- イトウカエデ
- カトウカエデ
答え
↓
↓
↓
正解は「1.サトウカエデ(砂糖楓)」です。
漢字で見るとイメージしやすいですね(ちなみに佐藤楓ではありません)。
サトウカエデは、夏のあいだに樹木の内部に蓄えたデンプンを糖分に変えて、カナダの冬の厳しい寒さに耐えています。
そして、雪解け水が流れる早春の季節になると、サトウカエデは大地からミネラルたっぷりの水分を吸い上げて、糖分をわずかに含んだ「メープルウォーター」と呼ばれる樹液を流し出します。
生産者たちは、この樹液(メープルウォーター)を収穫して煮詰めることで、メープルシロップを作っているんです。
ちなみに、1リットルのメープルシロップを作るためには、およそ40リットルものメープルウォーターが必要なんだそうですよ。シロップの中に、カナダのミネラルと糖分がギュッと凝縮されているんですね……!
▲メープルシロップができるまで via Maple from Canada
なお、カナダ・ケベック州におけるメープルシロップの生産量は、年間平均で世界全体の生産量のおよそ70%にも及ぶと言われています。
もし、子供に「カナダはなぜメープルシロップが有名なの?」と質問されたら、国旗に描かれたカエデのことや、世界の生産量に占める割合について教えてあげればカンペキですね!
「カナダ=メープルシロップ」のイメージは以前からありましたが、メープルシロップの生産量の割合がこんなに高いとは知りませんでした。これを書いていたら、なんだか無性にフライドチキンにメープルシロップをかけたやつ(料理?)が食べたくなってきた……!
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参考URL
- 10月5日は「カナダ・メープルの日」、メープルシロップができるまで – ケベック・メープルシロップ生産者協会
- 絶景「メープル街道 カナダ」 – HIS
- メープルシロップがどのように作られているか知りたい。 – レファレンス協同データベース
- 花ごよみ – 北海道大学植物園
- Maple from Canada – Quebec Maple products
- 一般社団法人 日本記念日協会(協会認定記念日) – 公式サイト
おまけ!上にのせたのは、コーヒーとの相性がハチャメチャに良い、テイストデライトの「メープルリーフクリームクッキー」です。単体で食べると甘過ぎるレベルなのですが、コーヒーと組み合わせると最強になります。クッキーの形と厚みもかわいくておすすめです。スーパーの輸入菓子コーナーや、輸入雑貨のお店でも(どこでもと言うわけではありませんが)売っていますよ!