10月4日は「日本刀の日」です。
岡山県岡山市北区に本部を置く、全日本刀匠会(All Japan Swordsmith Association)によって制定されました。
日付の由来は、「刀匠」の10と4で「とう(10)し(4)ょう」の語呂合わせから。
日本刀に対する正しい知識を広めるとともに、美術品としての美しさや文化的な価値、さらには継承していく技術の大切さを伝えていくのが目的です。
今回は、そんな「日本刀の日」にちなんだクイズを1問出題します!
【「日本刀の日」制定】
この度、10月4日を「日本刀の日」として、一般社団法人記念日協会(https://t.co/fNj8QJ09Xr )に申請し、記念日に認定をされました。… https://t.co/Tqf8L5pkGv— 全日本刀匠会結成二二十八年 (@tousyoukai) September 18, 2018
▲日本刀匠会は、伝統美術工芸品である日本刀の古来からの製作技術の研究開発や、新作刀剣の普及を目指す会です
【クイズ】日本刀の名刀「童子切安綱」の名前の由来は?
日本刀の中でも特に名刀といわれる「天下五剣」の一つに数えられるのが、国宝の「童子切安綱」。
平安時代に伯耆国(鳥取県)で活躍した刀工・安綱の最高傑作とされています。
さて、「童子切安綱」という名前は、藤原道長に仕えた武将・源頼光が、この太刀で「ある童子」を斬った伝説に由来するのですが……
では、名前の由来となった「ある童子」とは、次の3つのうちどれでしょう?
- 座敷童子
- 酒呑童子
- 矜羯羅童子
答え
↓
↓
↓
正解は「2.酒呑童子(しゅてんどうじ)」です。
酒呑童子は、平安時代に京都を荒らし回ったとされる鬼で(日本酒も有名ですね!)、童子切安綱は源頼光が酒呑童子の首を切り落とした伝承から名付けられました。
童子切安綱は長い歴史の中で、足利将軍家→豊臣秀吉→徳川家康・秀忠→越前松平家→津山松平家と伝えられ、現在は東京国立博物館が所蔵しています。
なお、誤答選択肢「1.座敷童子」は、岩手県を中心に伝わる妖怪。「3.矜羯羅童子」は、仏教の不動明王に仕える眷属(≒家来)です。
天下五剣(てんが/てんかごけん) |
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日本刀で有名なものには、たとえばほかに「村正(むらまさ)」があります。「徳川家康が忌み嫌った妖刀」として知られていますが、実際には家康も村正を所有して大切に扱っていたようです。とはいえ、こういった伝説・エピソードが日本刀の人気につながっているのは間違いなさそうですね!
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参考URL
- 「日本刀の日」制定 – 全日本刀匠会
- トーハクくん、童子切安綱で刀剣の凄みを知る! – 1089ブログ(東京国立博物館)
- 桑名宗社(春日神社)眺憩楼~Muramasa Museum~体験レポート – 三重県
- 一般社団法人 日本記念日協会(協会認定記念日) – 公式サイト