世界観光の日(9月27日)01

9月27日は「世界観光の日(World Tourism Day)」です。
スペイン・マドリードに本部を置く、国連世界観光機関(UNWTO)によって制定されました。

日付の由来は、1970年(昭和45年)9月27日に世界観光機関憲章が採択されたことから。
国際社会における観光(ツーリズム)の社会的、文化的、政治的および経済的な重要性を啓発するのが目的です。

今回は、そんな世界観光の日にちなんだクイズを1問出題します!


【クイズ】日本のパスポートの浮世絵の作者は?

海外旅行の必需品といえば「パスポート(旅券)」。
言葉の異なる海外にあって、自分が何者であるか(国籍、氏名、年齢など)を具体的に証明できる、ほぼ唯一の手段です。

凱風快晴(葛飾北斎『富嶽三十六景』)01
▲『富嶽三十六景』のひとつ『凱風快晴(がいふうかいせい)』

そんな日本のパスポートには、わが国を代表する浮世絵である『富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』の作品が各ページにデザインされています。

では、『富嶽三十六景』の作者は誰でしょう? 次の3人から、正しい人物をお選びください。

  1. 葛飾北斎(かつしかほくさい)
  2. 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)
  3. 歌川広重(うたがわひろしげ)

答え



正解は「1.葛飾北斎(かつしかほくさい)」です。

日本のパスポートには、葛飾北斎による浮世絵『富嶽三十六景』のデザインが使用されています。
『富嶽三十六景』が世界的に広く知られた作品であることや、世界遺産でもある富士山をモチーフにしていることなどが採用に至った理由です。

神奈川沖浪裏(葛飾北斎『富嶽三十六景』)01
▲有名な『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)』も『富嶽三十六景』のひとつです

日本のパスポートのうち、表紙が赤色の10年旅券には24作品が。表紙が黒色の5年旅券には16作品が、見開き2ページでデザインされています。
なお、『富嶽三十六景』は全46枚の画集です。はじめ36図でしたが、追加で10図加わり46図となりました。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

誤答選択肢「2.菱川師宣」は、代表作に『見返り美人図』がある、浮世絵の元祖とされる人物。「3.歌川広重」は『東海道五十三次』や『名所江戸百景』の作品で有名な浮世絵師です!

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