アンパンマンの日(10月3日)01

10月3日は「アンパンマンの日」です。
日本テレビ放送網株式会社、株式会社フレーベル館、株式会社トムス・エンタテインメントの3会社によって、2016年(平成28年)に制定されました。

日付の由来は、1988年(昭和63年)10月3日に、日本テレビで「それいけ!アンパンマン」のアニメ放送が開始されたことから。
世界中に「愛と勇気」を届けるみんなのヒーロー・アンパンマンが、子供たちに愛されるきっかけとなった記念日です!

今回はそんな「アンパンマンの日」にちなんだクイズを1問出題します!

冒頭画像出典:アンパンマン列車(岡山駅)via Wikimedia Commons MAKIKO OMOKAWA CC BY-SA 3.0 DEED (加工して作成)


【クイズ】初期のアンパンマンは○○だった!?

アニメ放送が始まるもっと前、最初期のアンパンマンは、今のアンパンマンとは違う姿で描かれていました
では、最初期のアンパンマンの姿として近いのは、次の3つのうちどれでしょう?

  1. あんぱんを配る「おじさん」だった
  2. あんぱんを武器に戦う「忍者」だった
  3. あんぱんが大好物の「クマ」だった

答え



正解は「1.あんぱんを配る『おじさん』だった」です。

アンパンマンの原作者・やなせたかしさんは、最初期のアンパンマンについて「自分の顔を食べさせるのではなく、あんパンを配るおじさんだった」とインタビューで語っています。

当時は怪獣を倒す「ウルトラマン」のような強いヒーローが爆発的な人気を得ていました。やなせさんは同じ正義の味方でも、お腹を空かしているときに助けてくれる「地味な正義の味方」を書きたかったんだそうです。


▲最初期のアンパンマン。「ひどくふとっていました」などの描写も見られます

その後「パンを配るより、パンそのものが飛ぶほうが面白い」という理由で、今の姿で描かれるようになったアンパンマン。しかし、最初の評判は最悪で、幼稚園の先生から「顔を食べさせるなんて残酷だ」と苦情が来たこともあったんだそうですよ。

ちなみに、やなせさんは絵本のあとがきの中で「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。」と述べています。

ポップでかわいいキャラクターと、作品に込められた原作者・やなせさんの胸をえぐるようなメッセージとの二面性が、アンパンマンが時代を超えて人を惹き付けている秘密なのかもしれませんね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

なお、アンパンマンのあんは(「こしあん」ではなく)「つぶあん」です。さらに余談ですが、経験上、街のパン屋さんで売っている「アンパンマンを彷彿とさせるパン」の中には「チョコレートクリーム」が入っていることが多いです(笑)

関連ページ▼

※ページ内で紹介しているイベント・キャンペーンなどは終了している場合があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください

参考URL