10月2日は「とんこつラーメンの日」です。
とんこつラーメン発祥の地とされる福岡県久留米市の「久留米ラーメン会」によって制定されました。
日付の由来は10と2で「とん(10)こつ(2)」と読む語呂合わせから。
久留米の認知度を上げて、豚骨ラーメンを地元で味わってもらうことを目的としています。
▲久留米・ラーメン会 Facebookページより
毎年、この日には久留米の神社「水天宮」で、スープの材料となる豚に感謝する「豚供養祭」が行なわれるんだとか。
祭壇にラーメンの丼(どんぶり)が並べられ、祭司が祝詞を上げたのち、ラーメン店主が玉串を奉納するんだそうです。ユニークですね!
今回はそんな、とんこつラーメンの日にちなんだクイズを1問出題します!
【クイズ】昔のとんこつラーメンの意外な真実とは!?
とんこつラーメンの元祖とされるのは、昭和12年創業の「南京千両」というお店です。
ただし、当時のとんこつラーメンには、現在定番となっている「とんこつラーメン」とは大きく異なる特徴がありました。
では、その特徴とはいったい何でしょう? 次の3つから正しいものをお選びください。
- スープのダシを豚ではなく、鶏から取っていた
- スープが白く濁っておらず、透明感のあるスープだった
- 麺がラーメン用ではなく、焼きそば用の麺を使っていた
答え
↓
↓
↓
正解は「2.スープが白く濁っておらず、透明感のあるスープだった」です。
もともと、とんこつラーメンのスープは白濁しておらず、豚骨を少し煮た程度の透明感を残したスープでした。
ところが昭和22年、「三九」というラーメン屋さんで歴史を変える出来事が。店主の代わりにスープを見ていた母親が火加減を誤り、スープが白く濁ってしまったんです…!
「やばい!もうすぐ開店だよ!」と慌てる店主。しかし、失敗作のはずのスープを飲んでみると「え!!!おいしい!!!!!」。
このアクシデントから生まれた白濁スープは大好評となり、やがて九州中に広まっていったと言われています。
とんこつラーメンの代名詞ともいえる白いスープが、昔は透き通っていたなんて、意外でビックリですね。ちなみに、失敗つながりでいうと、あの有名なコカコーラも「水で薄めていたものを間違えて炭酸水で割ってしまったが、それを提供したところ絶賛されて売り出すことにした」というエピソードがあるそうです!
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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URL
- 久留米・ラーメン会(@kurumeramenkai) – Instagram
- 一般社団法人 日本記念日協会(協会認定記念日) – 公式サイト
- とん(10)こつ(2)ラーメンの日に「豚供養祭」 久留米のラーメン店主ら – 産経ニュース(2023年9月29日閲覧)
- <13>偶然生まれた白濁スープ 来々軒(北九州市小倉北区) – 西日本新聞me
- とんこつラーメン発祥物語 創作で誕生、失敗で定番に – 日本経済新聞
- 大失敗からまさかの誕生!?白く濁ったとんこつラーメンがバイオ燃料に! – ザ!世界仰天ニュース(日本テレビ)
- バイアグラ、柿の種、ポスト・イット 伝説のヒットも失敗から – 日経ビジネス電子版