1月4日は「世界点字デー」。1年で最初の国際デーです。2000年(平成12年)に開催された、第5回世界盲人連合(World Blind Union、略称WBU)の総会で定められました。

日付の由来は、現在世界中で使われている6点式点字を1825年に考案した、フランス人のルイ・ブライユの誕生日から。ルイ・ブライユは3歳のときにケガがもとで目が見えなくなり、わずか16歳(15歳とも)の若さで点字を考案したそうです。
点字は英語で「Braille」といいますが、これはルイ・ブライユの名前から来ているんですよ。

日本では、日本語の点字が制定された11月1日を「点字の日・日本点字制定の日」としています。日本の点字を考案(翻案)したのは、石川倉次(いしかわ くらじ、1859-1944)です。

ところで、上の点字一覧表を見て、なにか気付いたところはありませんか? ヒントは「ま行」に隠れています
石川倉次が点字に込めた思いとは?
答えは上のイラストです。石川倉次は、視覚障害にとっての心の目になる、ま行の「め」を非常に大切にしていました。
「め」にすべての点を用いて、視覚(漢字)の「目」に見えるようにしたのも、決して偶然ではなく、石川倉次の意志によるものです。


トイレの「流す」ボタン、お酒などの飲食品パッケージ、駅の運賃表など、点字は身近なところで使われています。今日1日は身の回りの点字を、意識的に探してみてはいかがでしょうか。実際に触ってみるのも良いですね。指先の感覚が鍛えられますよ!
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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URL
- 第5回 WBU(World Blind Union:世界盲人連合)総会報告 – 障害保健福祉研究情報システム(DINF)
- 国際デー – 国連広報センター
- 点字ってなあに?(Q & A) – 広島県立視覚障害者情報センター
- 点字を読んでみよう – 日本点字委員会(日点委)
- 「きょうは #世界点字デー…」 – NHKハートネット 公式X
- 石川倉次 – 筑波大学附属視覚特別支援学校