8月8日はそろばんの日です。そろばんを弾く「パチ(8)パチ(8)」という音をもじって、1968年(昭和43年)に全国珠算教育連盟が制定しました。毎年この日には、そろばん日本一を決める全日本珠算選手権大会が行なわれています。
今回は、そろばんの基礎知識・歴史・掛け声について学べるクイズを3問ご用意しました。3問中2問正解で合格です!


▲全日本珠算選手権大会の様子 via YouTube 公益社団法人全国珠算教育連盟


【Q.1】そろばんが表す数は?

まずは、そろばんの基礎知識から。
こちらの画像をご覧ください。

そろばんクイズ(何の数字を表している?)

さて、画像のそろばんは、次のうちどの数字を表しているでしょう?

  1. 13

答え



正解は「C.8」です。
そろばんの下に4つ並んだ玉は、1を表す「1玉」。上にある玉は5を表す「5玉」です。

そろばん(数「8」の説明)

今回の問題の場合、1玉が3つ上にあがり、5玉が下におりているので、表している数は「8」になります。
これをふまえると、いろいろな数をそろばんで表すことができます。下のそろばんはそれぞれどんな数を表しているでしょう。

わかりましたか?
正解は左が「14」。右が「701」です。

そろばんの部位の名前05
▲そろばんの各部の名称

【Q.2】そろばんの歴史

続いて、そろばんの歴史に関する問題です。
日本にそろばんが伝わってきたのは、何時代だとされているでしょう?

  1. 平安(へいあん)時代
  2. 室町(むろまち)時代
  3. 江戸(えど)時代
  4. 明治(めいじ)時代

答え



正解は「2.室町(むろまち)時代」。中国との貿易が盛んになったこの時代に、貿易商によって堺(現在の大阪府)などの港町に持ち込まれたようです。
現存する日本最古のそろばんは、文禄の役の際に、戦国武将の前田利家が名護屋なごや(現在の佐賀県)の陣中で使ったモノだと言われています。

なお、そろばんが一般に普及したのは江戸時代です。江戸時代初期に、数学者の吉田光由みつよしが出版した『塵劫記じんこうき』にそろばんの使い方がイラスト入りで書かれており、そろばんはこの本とともに普及していきました。
子供たちが寺子屋で文字の読み書きと一緒に、そろばんを習うようになったのも、この本の影響が大きいと言えそうです。

塵劫記(そろばんの使い方)01
▲そろばんの使い方が書かれた『塵劫記』 via Wikimedia Commons public domain

【Q.3】そろばんの掛け声

最後は、そろばんの掛け声に関する問題です。
一般的に、そろばんの計算結果が正解だった人に対して言う掛け声は、次のうちどれでしょう?

  1. 御見事(おみごと)
  2. 御名答(ごめいとう)
  3. 御明算(ごめいさん)
  4. 熱盛(あつもり)

答え



正解は「3.御明算(ごめいさん)」です。そろばん教室などで生徒が計算の答えを言い、正解だった場合に先生が「御明算(御名算)!」と声を掛けます。
そろばんでは、ほかにも「御破算(ごはさん)で願いましては」や「~円也(~えんなり)」といった掛け声が使われます。

掛け声意味(使い方)
御明算(御名算)正解です
御破算で願いましては読上算の問題を読み始めます
~円也(読上算で、数ごとの区切りを表す)

ちなみに「御破算」には「そろばんの玉を0(ゼロ)に戻す」という意味もあります。
これが転じて、そろばん以外でも「今までやって来たことを白紙に戻す」という意味で使われるようになりました。「コロナのせいで旅行の計画をご破算にせざるを得ない」といった具合です。

【まとめ】答えをおさらい!

最後までご覧いただきありがとうございます。おさらいとして、今回の答えをまとめておきます。あなたは何問正解できましたか?

そろばんクイズ(何の数字を表している?)

  1. 上のそろばんが表す数字は「8」
  2. 日本にそろばんが伝わったのは「室町時代」
  3. そろばんの計算結果が正解だった人には「御明算」という掛け声が使われる

Q.3で「~円(えん)也」という掛け声が出てきたとおり、そろばんは昔お金の計算をするために広く使われていました。そろばんの歴史が掛け声から分かるのは面白いですね!

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参考URL・参考文献