ハングルの日(10月9日)01

10月9日は「ハングルの日(ハングルナル/한글날)」です。
李氏朝鮮・第4代国王の世宗(セジョン)が、ハングルの元となった『訓民正音(くんみんせいおん/フンミンジョンウム)』を作り、世の中に広めたことを記念して定められました。

この日は韓国の祝祭日となっており(Hangeul Proclamation Day)、各地でハングルに関連したイベントや展覧会、コンテストなどが行なわれます。韓国のスターバックスでは「ハングルの日」限定タンブラー・マグカップが発売されたこともありますよ。

今回は、そんなハングルの日にちなんだクイズ1問を、ハングル(韓国語)プチ講座と合わせてお届けします!

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)にもハングルの日がありますが、こちらの日付は1月15日。韓国の日付(10月9日)は、世宗がハングルを公布した日で、北朝鮮の1月15日は世宗がハングルを作成した日にあたるとされているようです!


【クイズ】このハングル、なんて読む?

ハングル(韓国語の文字)は、誰でも簡単に学べて読み書きできるように、科学的かつ合理的に作られた「表音文字」です。なので、基本的な文字の読み方はとてもシンプルです。
さっそく例を見てみましょう。下の画像をご覧ください。ハングルで「あいうえお」です。

ハングル「あいうえお」01
▲ハングルで「あいうえお(a・i・u・e・o)」

赤色の部分が母音(a・i・u・e・o)を表しています。青色の部分(丸/ㅇ)をいったん無視して読むと、そのまま「あいうえお」になりますね。
次に、青色の部分をほかの文字(記号)に入れ替えてみましょう。ハングルの「ㄱ」は、子音の「k」を表します。

ハングル「かきくけこ」01
▲ハングルで「かきくけこ(ka・ki・ku・ke・ko)」

「ㅇ」を「ㄱ」に入れ替えると「あいうえお」が「かきくけこ(ka・ki・ku・ke・ko)」になりました。意外と簡単に読めるのでは?

そして、ここからが問題(クイズ)です。
そのほか、ハングルの基本的な子音として有名なものに「ㄴ(n)」「ㅁ(m)」「ㅅ(s)」の3種類があります。先ほどの「ㄱ(k)」と一緒に画像にまとめました。

ハングルの基本的な子音(k・n・m・s)
▲ハングルの基本的な子音(k・n・m・s)

ご覧のとおり、ハングル文字が「子音+母音」の組み合わせでできていることが分かります。
では、下のハングル文字はどう読むでしょう? 画像の下の3つの選択肢から、正しいものをお選びください。

クイズ「このハングル、なんて読む?」(韓国語の初級問題)01

  1. コモ
  2. サロ
  3. ナム
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

「ちょっと難しいな……」と感じたら、上に戻って「母音(あいうえお)」と「子音(k・n・m・s)」を見直してみましょう。パズルのように組み合わせれば、読み方が分かるかも!?

答え



正解は「3.ナム(나무)」です。
単語「나무(ナム)」には、日本語で「木」という意味があります。

ハングル「ナム(木)」01
▲ハングル「ナム(木)」

こんな感じで、ハングルは基本的に「子音+母音」の組み合わせでできています。ローマ字(英語)がギュッ!と文字の中に凝縮されたイメージですね。
ここで紹介したのはハングルのほんの一部ですが、少し勉強すれば「お店の看板の文字」くらいなら、ある程度スラスラと読めるようになるはずです。興味のある人は、ぜひ学びを進めてみてくださいね!

韓国ソウルの街並み(ハングルの看板)02
▲韓国ソウルの街並み。バッチリ読める文字や、読み方を推測できる文字があるはず!
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

最後までご覧いただきありがとうございます。ちなみに、僕が初めて韓国旅行に行くときに役に立ったのは、チョ・ヒチョルさんの『1時間でハングルが読めるようになる本』でした。スラスラ読めるので、韓国語を学びたいときの最初の一冊にピッタリだと思います(というか、ピッタリでした!)。世間一般にもベストセラーになるほど好評だったようで、マンガバージョンも出版されていますよ

関連ページ▼

※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください

参考URL