トマトの日(10月10日)01

10月10日は「トマトの日」です。
カゴメ株式会社や日本デルモンテ株式会社などが会員として名を連ねる一般社団法人全国トマト工業会(東京都中央区)によって、2005年(平成17年)に制定されました。

日付の由来は「ト(10)マト(10)」の語呂合わせに加え、制定当初の10月に「食生活改善普及月間(現在は9月)」や「体育の日(現在はスポーツの日)」があり、健康への関心が高まる月であったことから。
トマトの栄養価値や美味しさをアピールして、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的としています。

同じ10月10日が記念日の「まぐろの日」「お好み焼きの日」と合わせて、スーパーで安売りセールを行なうところもあるようです。今日は採れたてトマトを相場より安い値段でゲットできる近くのお店が見つかるかも!? チラシを要チェックですね!

今回は、そんなトマトの日にちなんだクイズを2問出題します!

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに、スーパーや直売所などで大量に手に入れたトマトは、1個ずつキッチンペーパーで包んで、重ならないように並べてポリ袋に入れ、ヘタを下にして冷暗所で保存するのがおすすめ。1週間~10日程度は日持ちするそうです!


【Q1】トマトはなぜ赤い?

トマトの収穫01
▲真っ赤なトマト。いくつかの実がかたまってなります

「トマト」というワードを聞いた途端、頭の中にトマトの「真っ赤な実」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

そこでクイズ(問題)です。トマトが赤い理由としてあげられる、トマトに含まれている物質とはいったい何でしょう? 次の3つから正しいものをお選びください。

  1. リコピン
  2. アントシアニン
  3. アスタキサンチン

答え



正解は「1.リコピン(リコペン)」です。

トマトが赤いのは、カロテノイドという物質の一種の色素成分・リコピンによるものです。リコピンには、日焼けから身体を守ったり、細胞が傷つくのを防いだりする働きがあることで知られます(抗酸化作用)。

リコピンは熱に強く脂溶性なので、油を使って加熱調理することで摂取効率が高まると言われています。生でそのまま食べている人も多いと思いますが(僕もそう)、簡単なレシピから試してみるのも良さそうですね!


▲【150万回再生人気レシピ】シンプルなのに激ウマ!材料2つで即完成レシピ!トマトのふんわり卵炒めの作り方 via 料理研究家コウケンテツ公式チャンネル

なお、誤答選択肢「2.アントシアニン」は、同じ赤色でもイチゴに含まれている色素(ブルーベリーなどにも含まれます)。「3.アスタキサンチン」は、エビやカニを茹でたときに赤くなる原因となる色素です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

トマトはリコピンのほかにも、美肌効果のあるビタミンCや老化を抑制するビタミンEが豊富で、ミネラルや食物繊維などをバランスよく含んでいます。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらい、健康に良い野菜です!

【Q2】日本のトマトの代表的な品種は?

日本を代表するトマトの品種(クイズ問題)01

続いては、トマトの品種に関するクイズ(問題)です。日本の大玉トマトを代表的する品種として有名なのは、次の3つのうちどれでしょう?

  1. かぐや姫
  2. 一寸法師
  3. 桃太郎

答え



正解は「3.桃太郎」です。

桃太郎は1985年(昭和60年)に発表・発売された、日本の大玉トマトを代表する品種で、完熟出荷ができる桃色トマトの元祖です(昔は果実が青い段階で収穫されていた時代がありました)。高糖度で肉質が良く、味で革命をもたらしたと言われています。

桃太郎は発売後も品種改良が重ねられ、黄化葉巻病への耐病性を示す「桃太郎ピース」や、黄色の「桃太郎ゴールド」など、たくさんの「桃太郎シリーズ」が販売されています。

桃太郎ゴールド(トマト)01
▲桃太郎ゴールド。どこかホオズキを彷彿とさせます。ちなみに、トマトとホオズキはどちらも「ナス科」の植物です
【大きさ別】トマトの代表的な品種
大玉トマト
  • 桃太郎
  • 麗容
  • りんか409
100g以上
中玉トマト
(ミディ)
  • フルティカ
  • ルネッサンス
30g~60g程度
ミニトマト
  • 千果(ちか)
  • アイコ
10g~30g程度

▲トマトは大きさ以外にも、色(赤・ピンクなど)や用途(加工用・生食用)などで分類されます

なお、露地栽培のトマトは、3月に種をまいて5月に植えつけを行ない、5月から6月の成長期にしっかり管理。実が赤くなった7月~9月に収穫するのが一般的です(典型的な夏野菜ですね!)。とはいえ、ハウス栽培が普及した今では周年出荷が可能になり、1年中おいしいトマトが食べられるようになりました。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

この章では品種にフォーカスを当てたクイズを出題しましたが、より美味しいトマトを食べたいなら品種よりも「旬の産地」で選ぶのがおすすめなんだとか。出始めから少し経ったころのトマトが一番おいしく、出荷時期の終わりごろになると味が落ちてくるそうです。「出始めのトマトが入荷しました!」とチラシ・POP・SNSなどで教えてくれるスーパーや直売所があると、買い物するときのめやすになってありがたいですね!

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