12月23日は「東京タワー完成の日(東京タワー完工の日)」です。
昭和33年(1958年)の今日、東京タワー(日本電波塔)が東京都港区芝公園に完成・竣工し、営業を開始しました。

1961年ごろの東京タワー
▲1961年ごろの東京タワー(日本民間放送連盟『民間放送十年史』1961.)via Wikimedia Commons public domain

東京タワーの高さは333メートル。完成当時はフランス・パリのエッフェル塔(当時約321メートル)を上回り、自立鉄塔として世界一を誇りました。

完成までの歴史は?【なんのために作られた?】

東京タワーは、それまでテレビ局などの放送局が、それぞれ自前で建設していた電波塔を一元化する目的で計画されました。
当時は電波の届く範囲の狭さや、鉄塔が乱立することによる景観の乱れが問題になっていたのです。

東京都心に乱立する電波塔
▲東京タワーが建つ前は、都心に電波塔が乱立していました(昭和30年1月7日付「朝日新聞」朝刊)via Wikimedia Commons public domain

東京タワーの建設を考えたのは「ナニワの新聞王」こと前田久吉ひさきちで、設計したのは「塔博士」とも呼ばれる内藤多仲たちゅうでした。総工費28億円、約4000トンの鉄材を使った工事には、延べ21万9335人が携わり、着工から完工までわずか1年半という異例のスピードで完成しています。

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