12月18日は「ナボナの日」です。
「お菓子のホームラン王」のキャッチフレーズで知られるナボナを販売する、亀屋かめや万年堂まんねんどうによって平成24年(2012年)に制定されました。

日付の由来は、亀屋万年堂が昭和13年(1938年)の今日、東京自由が丘で創業したことから(亀屋万年堂の創業日)。
例年この時期には、亀屋万年堂の実店舗あるいはSNSで、期間限定のイベント・キャンペーンが実施されます。


▲亀屋万年堂 公式SNSより。王貞治選手(当時読売ジャイアンツ)出演のテレビCMにより、ナボナの名前は一気に有名になりました


ナボナとは?【どんなお菓子?】

ナボナは、亀屋万年堂を代表するお菓子で、昭和38年(1963年)に誕生しました。
メレンゲ仕立てのクリームをソフトカステラでサンドした、ブッセの一種・洋風どら焼きです。

亀屋万年堂「ナボナ」01
▲ナボナ。右手前からバニラ、チョコレート、ミックスベリーです via Wikimedia Commons CC0

ナボナが生まれたのは、亀屋万年堂の創業者・引地ひきち末治すえじがヨーロッパに旅行した際、イタリア・ローマで見たお菓子祭りで、現地の菓子文化に触れて感銘を受けたのがきっかけです。彼の「和菓子の感性を活かしながら、洋菓子の楽しさにあふれた商品を創りたい」という熱い想いから商品化が実現しました。

当初は、末治のお気に入りの都市だった「ナポリ」という名前でしたが、すでに他の菓子メーカーが商標登録していたため「ナボナ」に改名。ナボナという商品名は、ローマの「ナヴォーナ広場(Piazza Navona)」がモチーフ・由来になっています。

ナヴォーナ広場(イタリア・ローマ)01
▲ナヴォーナ広場。古代ローマ時代に競技場として使用されていた場所で、中央にはジャン・ロレンツォ・ベルニーニによる「四大河の噴水」があります
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

王貞治選手出演のテレビCMが作られたのは昭和42年(1967年)のこと。創業者の娘が巨人の国松彰選手と結婚し、国松選手と王選手が親友だったことから実現したんだとか。国松選手は巨人V9時代の前期に活躍した外野手で、のちに亀屋万年堂の社長にもなっています


▲王貞治さん出演のテレビコマーシャル「祝ナボナ編」via 亀屋万年堂 公式YouTubeチャンネル

ナボナはどこで買えるの?

ナボナを販売する亀屋万年堂の総本店があるのは、東京都目黒区の自由が丘ですGoogleマップ
このほか東京都と神奈川県に約30の直販店舗を展開しており、全国のスーパーマーケット(イトーヨーカドーやイオンなど約300店舗)の銘店コーナーでも商品を購入することができます。

亀屋万年堂 自由が丘総本店01
▲亀屋万年堂 総本店 via Wikimedia Commons Kentin CC BY-SA 4.0(画像をトリミングしています)

通信販売では、公式通販サイト「ナボナ広場」のほか、楽天市場Yahoo!ショッピング内に公式オンラインショップがあります。
賞味期限は「発送日より20日」(商品ページより)。ある程度日持ちするので、ギフトとして購入する場合も、日にちに余裕を持って手配を進めることができそうです。期間限定商品もありますよ。

▲ナボナ(30個入)。包装紙、手提げ袋、のしといったギフト対応の無料サービスもあります

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