10月8日は「足袋の日」です。
1988年(昭和63年)に日本足袋工業会によって制定され、2018年(平成30年)に日本記念日協会の認定記念日となりました。
日付の由来は、これから七五三・正月・成人の日などで和服を着る機会が増えてくる「10月」と、末広がりで縁起が良い「八(8日)」から。
和装文化に欠かせない足袋の魅力を、多くの人に知ってもらうことを目的としています。
本日 #10月8日は足袋の日
10月は七五三・成人式など足袋を履く季節の前にあたり、「8日」は「八」が末広がりで縁起がよいことから、足袋の魅力を多くの人に知ってもらいたいと1988年に制定されました✨#足袋の日 pic.twitter.com/kN2wXA3Cyt
— 福助【公式】 (@fukuske) October 8, 2022
今回は、そんな足袋の日にちなんだクイズを1問出題します!
【クイズ】ドラマ化も!足袋製造会社が舞台の小説は?
TBS系列のテレビドラマ「日曜劇場」でも放送された、「足袋製造会社」の奮闘を描いた池井戸潤さんによる小説のタイトルとして正しいのは、次の3つのうちどれでしょう?
- 陸王
- 半沢直樹
- ノーサイド・ゲーム
答え
↓
↓
↓
正解は「1.陸王(りくおう)」です。
『陸王』は、老舗の足袋製造会社「こはぜや」が、足袋製造のノウハウを生かしてランニングシューズ「陸王」を開発する姿を描いた、池井戸潤さんによる小説です。
2017年には役所広司さん主演でドラマ化され、ニューイヤー駅伝で撮影が行われるなど話題となりました。「こはぜや」のある埼玉県行田市は日本一の足袋の産地として知られます。
▲池井戸潤『陸王』スペシャルPV via 集英社マンガ公式
「昔のもの・お祭りや農業用」といったイメージも強い足袋ですが(道徳の授業で出てきた「足袋の季節」を思い出す人もいるかもしれませんね)、近年では足袋を応用した「足袋シューズ」も販売されています。
履くと靴の中で自然な形に指が開き、バランスが取りやすく踏ん張りが利くことから、ミュージカルの舞台やアイドルグループの公演でも使われているんだとか。
東京オリンピックの開会式で注目を集めた「ピクトグラム」のパフォーマーさんたちも、岡山県倉敷市の歴史ある地下足袋メーカー「丸五」の足袋シューズを履いて演技を行なっていたそうですよ。
丸五の社長さんによると、足袋シューズだと電車でもつり革を持たずに安定して立てるという日常生活でのメリットや、女性に多い外反母趾を防ぐ効果もあるようです。
こんなことを聞くと実際に履いて、運動するときの動きやすさや安定性を確かめてみたくなっちゃいますね。靴よりも手軽に買えるものでは、五本指ソックスより履きやすく、普通の靴下より親指に力を入れやすいのが特徴の「足袋の靴下」も、お店で見かける機会が増えてきた気がします!
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参考URL
- 足袋で旅するキャンペーン – 福助株式会社
- 一般社団法人 日本記念日協会(協会認定記念日) – 公式サイト
- 日曜劇場『陸王』 – TBSテレビ
- 行田足袋(日本遺産ポータルサイト) – 文化庁
- 「足袋のまち行田」活性化推進事業 – 埼玉県
- 東京五輪でも履かれた……現代の生活に合う地下足袋を提案し続ける世界的老舗メーカー – 経済産業省 METI Journal ONLINE