はちみつ(蜂蜜)

8月3日はハチミツの日です。1985年(昭和60年)に「はち(8)みつ(3)」の語呂合わせから、日本養蜂はちみつ協会(現日本養蜂協会)と全日本はちみつ協同組合によって制定されました。

今回はそんなハチミツの日にちなんで、はちみつに関するクイズを3問出題します。ページの最後には、プーさんの新アイテムも登場しますよ!


【Q.1】はちみつは何でできている?

私たちがふだん食べているハチミツは、ミツバチが集めた花の蜜(みつ)と、ミツバチ自身の「あるもの」が混ざることによって作られます。では、その「あるもの」とは次のうちどれでしょう?

  1. 血液(けつえき)
  2. 唾液(だえき)
  3. 汗(あせ)
  4. 涙(なみだ)

答え



正解は「2.唾液(だえき)」です。ミツバチの唾液に含まれる転化酵素が花の蜜に混ざり、蜜が少し変化することでハチミツができ上がります。ミツバチが口で蜜を吸う場面を想像すると、解きやすかったかもしれません。

ミツバチとクローバー

ちなみに、でき上がったハチミツはミツバチ(働きバチ)自身のエサになります。私たちはミツバチからの「おすそ分け」を頂いているわけですね。

【Q.2】はちみつを食べちゃダメ!な年齢は?

栄養価の高さで知られるハチミツですが、「乳児ボツリヌス症」の原因となるため、ある年齢を過ぎるまでは食べさせてはいけません。さて、その年齢とは次のうちどれでしょう?

  1. 1歳
  2. 2歳
  3. 3歳
  4. 4歳

答え



正解は「1.1歳」です。ボツリヌス菌が腸内細菌の少ない乳児の体内に入ると、腸内で増殖して毒素を作り、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。1歳未満の赤ちゃんにハチミツや、ハチミツ入りの離乳食・飲み物・お菓子などを食べさせないでください。
1歳以上になれば、ボツリヌス菌が腸内で繁殖することはないので安全です。

>>[リンク]ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。|厚生労働省

【Q.3】ミツバチが初登場した文献は?

古くから貢物として献上されるなど、貴重な物とされていたハチミツ。では、日本で「蜜蜂」の語が初めて用いられた文献は、次のうちどれでしょう?

  1. 古事記
  2. 日本書紀
  3. 源氏物語
  4. 枕草子

答え



正解は「2.日本書紀」。日本書紀の643年(皇極2年)のくだりに「百済の太子余豊、蜜蜂の房四枚をもって三輪山に放ち、養う。しかれどもついに蕃息うまわらず」と記載されています。
「奈良の三輪山でミツバチの繁殖(=養蜂)を試みたけれど、上手くいかなかった」という記録です。養蜂が本格的に行われるようになったのは、江戸時代からだと言われています。

三輪山(奈良県桜井市三輪)
▲三輪山 via Wikimedia CommonsA photographer CC BY-SA 4.0

なお、源氏物語の第37帖「鈴虫」には、当時ハチミツで香を練っていたことが窺える記述があります。

【まとめ】プーさんの新アイテムも!

最後までご覧いただきありがとうございます。今回の答えをまとめておきますね。あなたは何問正解できましたか?

  1. ハチミツは花の蜜とミツバチの「唾液」が混ざってできる
  2. ハチミツは「1歳」を過ぎるまで食べさせてはいけない
  3. 日本で蜜蜂の語が初めて登場する文献は「日本書紀」

そして、はちみつといえば「くまのプーさん」。ショップディズニーやディズニーストアなどでは、はちみつの日に合わせてプーさんの新アイテムが登場します。かわいすぎるっ!

>>【今日は何の日】記念日一覧へ

参考URLなど