四季の日(11月12日)02

11月12日は「『四季』の日」です。
カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)創業者宗次むねつぐ徳二とくじさんが、40回目の結婚記念日となる2010年(平成22年)11月12日に記念日を制定し、一般社団法人日本記念日協会の認定記念日になりました。

ここでいう『四季』とは、バロック時代のイタリアの作曲家・ヴィヴァルディによる、クラシック音楽のこと。
宗次さんが、結婚前の1970年(昭和45年)4月18日に、自身がクラシック好きとなるきっかけになった『四季』のレコードを、妻・直美さんにプレゼントしたことが記念日の由来です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

4月18日は直美さんの誕生日。このレコードが、宗次さんが直美さんへ贈った初めてのプレゼントなんだそうです!

宗次ホール_内観01
▲宗次ホールの内観 via Wikimedia Commons Westerland1127 CC BY-SA 4.0(画像をトリミングしています)

毎年この日には、宗次さんが設立したクラシック専用の「宗次ホール(名古屋市中区)」で「四季の日コンサート」が開催されます。
カップルや夫婦で『四季』を聴き、四季のうつろいのように健やかなるときも病めるときも、二人で力を合わせて人生を歩んでもらおうという意味が込められているそうですよ。

今回はそんな「四季の日」にちなんで、クラシックの永遠の名曲『四季』について簡単に説明したあと、ココイチに関する雑学クイズを1問出題します!


ヴィヴァルディ『四季』とは?【楽しみ方】


▲ヴィヴァルディ『四季』(全曲) via AVROTROS Klassiek(Vivaldi: Four Seasons/Quattro Stagioni – Janine Jansen – Internationaal Kamermuziek Festival)

ヴィヴァルディの『四季』は、ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』(1725年刊)の冒頭の4曲にあたります。
楽譜にソネット(14行からなるヨーロッパの定型詩)が添えられており、音楽もその詩の内容を描写したものになっているのが特徴です。

つまり「ソネットを見ながら音楽を聴く」という楽しみ方ができるワケですね。
「クラシック音楽を聴いてみたいけど、どこに注目すればいいのか分からない……」なんて人にとって、大変ありがたい作品だといえそうです。

四季のソネット【春夏秋冬】

『四季』は「春・夏・秋・冬」それぞれの曲が、3つの楽章から成り立っています。ソネットも楽章ごとに付いていますよ。

春(協奏曲第1番ホ長調)

  • 第1楽章(アレグロ)
    春がきた。小鳥たちは嬉しそうに歌っている。優しい風に誘われて小川が流れる。空が暗くなって雷が轟き、稲妻が鳴る。嵐が去ると小鳥はふたたび楽しそうに歌い出す。
  • 第2楽章(ラルゴ)
    花が草原に咲き乱れ、木に茂った葉は優しくささやく。羊飼いは、忠実な猟犬をはべらせて眠りこけている。
  • 第3楽章(アレグロ)
    ニンフ(妖精)と羊飼いたちは輝く春の空の下で、牧笛の陽気な調べに合わせて楽しそうに踊る。
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

『四季』と言えば、何と言っても「春」の出だしが有名ですね。今ピンと来ていなくても、音楽を聴けば「あー!これか!」と分かる人も多いはずです。「トゥッ♪トゥットゥットゥットゥッルトゥー♪」ってヤツです

夏(協奏曲第2番ト短調)

  • 第1楽章(アレグロ・ノン・モルト)
    照りつける太陽の暑さで、人や羊の群れはぐったりし、草木でさえ暑がっている。カッコウが鳴き始めてキジバトが歌い、そよ風が心地よく吹く。北風が不意にそよ風を追い払う。羊飼いは嵐を恐れて涙を流す。
  • 第2楽章(アダージョ)
    稲妻と雷鳴がとどろき、無数のハエがブンブンと音を立てる。羊飼いの疲れた身体は決して休まることがない。
  • 第3楽章(プレスト)
    羊飼いの恐れは現実になってしまった! 空は稲妻のみならず霰(あられ)さえ降らせて、実った穀物の穂を痛めつける。

秋(協奏曲第3番ヘ長調)

  • 第1楽章(アレグロ)
    村人たちは踊りと歌で収穫を祝う。バッカス(酒)のおかげで場は大いに盛り上がり、ついにはみんな眠りこけてしまう。
  • 第2楽章(アダージョ・モルト)
    踊りと歌が終わったあとは、穏やかな空気が心地よい。この秋の季節は、人々を甘い眠りと素晴らしい憩いへ誘ってくれる。
  • 第3楽章(アレグロ)
    狩人たちは夜明けにホルン(角笛)と鉄砲を持ち、犬を従えて狩りに出かける。獣は逃げ、狩人たちは追いかける。獣は鉄砲の音と犬の鳴き声に疲れ果てる。やがて獣は逃げる力をなくし、追い詰められて息絶える。

冬(協奏曲第4番ヘ短調)

  • 第1楽章(アレグロ・ノン・モルト)
    冷たい雪の中で身震いしながら、吹きすさぶ恐ろしい風に向かって人が歩いている。その歩みは止まることはないが、あまりの寒さに歯の根も合わない。
  • 第2楽章(ラルゴ)
    炉端(火のかたわら)で、静かに満ち足りた時間を過ごす。その間、家の外では雨が万物を潤している。
  • 第3楽章(アレグロ)
    氷の上を、転ばないようにゆったりとした足取りで注意深く進む。しかし突然すべって転ぶ。起き上がると、氷が割れて砕けるほどに激しい勢いで走る。締め切ったドアから外に出て、あらゆる風たちが戦っているのに耳を澄ます。これが冬の楽しみなのだ
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ソネットを見ながら「このヴァイオリンのカンタービレが炉端でのくつろぎの時間を表しているんだな…」とイメージするのが楽しいです。それにしても「四季があるのは日本だけ」なんて話も聞きますが、西洋音楽の世界に触れると、ヨーロッパの四季にも日本とはまた違った素晴らしさがあるんだなと思わせてくれます

【クイズ】ココイチの1号店があるのはどこ?

ココイチの1号店がある都道府県はどこ?(クイズ)01

それでは最後に雑学クイズです。
カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)の1号店がある都道府県はどこでしょう? 次の3つから正しいものをお選びください。

  1. 神奈川県
  2. 石川県
  3. 愛知県

答え



正解は「3.愛知県」です。

カレーハウスCoCo壱番屋の1号店は、1978年(昭和53年)1月17日に愛知県西枇杷島町(現在の清須市)にオープンしました。
創業店の西枇杷島店には、1号店であることを示すプレートが設置されているほか、かつて使用されていた木製のメニュー表などが展示された「壱番屋記念館」が併設されています(見学無料・予約制)。

カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)西枇杷島店(1号店)01
▲ココイチ西枇杷島店。右側が資料館の入口です via Wikimedia Commons 円周率3パーセント CC BY-SA 3.0(画像をトリミングしています)

なお、誤答選択肢「1.神奈川県」は、創業者・宗次徳二さんがココイチ創業前に、不動産会社の営業として働いていた場所(川崎市)。「2.石川県」は宗次さんが生まれた場所です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

最後までご覧いただきありがとうございます。余談ですが、僕は初めて「宗次ホール」を見たとき「名古屋城に関係ある戦国武将の名前を付けたのかな?」と思ったのですが、ココイチ創業者の名前だったんですね(しかも苗字)。いろいろと勉強になる記念日でした!

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