盗難防止の日(10月7日)01

10月7日は「盗難防止の日」です。
あいおいニッセイ同和損保や、東京海上日動火災保険など、多くの損害保険会社で構成される、一般社団法人日本損害保険協会(本部所在地:東京都千代田区神田淡路町)によって制定されました。

日付の由来は10と7で「盗難=トー(10)ナン(7)」の語呂合わせから。
自動車盗難・車上狙いや、家屋侵入盗難(泥棒・空き巣)などの盗難被害を防ぎ、その犯罪をなくすのが目的で、この日には全国で盗難防止の啓発運動・キャンペーンが行なわれます。

今回は、そんな盗難防止の日にちなんだクイズを2問出題します!


【Q1】自動車盗難ワースト1の都道府県は?

日本損害保険協会では、自動車盗難の防止にかかわる活動の一環として、自動車盗難の実態を把握するために「自動車盗難事故実態調査」を実施しています。

では、この調査で自動車盗難件数(2022年の車両本体盗難による保険金の支払い件数が、全国ワースト1となっている都道府県は次のうちどれでしょう?

  1. 東京都
  2. 大阪府
  3. 愛知県

答え



正解は「3.愛知県」です。

2022年の車両本体盗難による保険金の支払件数は、全国で2,656件ありました。
このうち愛知県では576件の支払件数があり、これは全体の21.7%を占めています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

都道府県は47つ存在するのに、20%超を1つの県が占めているのは、かなり多い気がしますがどうなんでしょうか……。トヨタ自動車のお膝元で、そもそもクルマ自体の数が多そうですし、悪い人たち(盗みを働く人や組織)も愛知に集結しがちなのかな。そのほかのランキング結果は以下のとおりです

順位都道府県件数構成比
1愛知県57621.7%
2大阪府37013.9%
3千葉県29611.1%
4埼玉県2338.8%
5茨城県2107.9%
6栃木県1234.6%
7神奈川県1224.6%
8群馬県933.5%
9岐阜県903.4%
10三重県803.0%
その他46317.4%
合計2,656100.0%

▲自動車盗難(車両本体盗難)が多発した都道府県ランキング

誤答選択肢「1.東京都」はランク外で、「2.大阪府」は第2位(ワースト2)となっています。
大阪府をのぞけば、第3位~第8位は東京近郊第9位・第10位は愛知隣接の都道府県と、傾向がハッキリしていますね。

【Q2】もっとも盗難被害に遭ったクルマの種類は?

先ほどは都道府県別のランキングでしたが、今度はクルマの種類別のランキングです。

同じく日本損害保険協会による調査(2022年)で、もっとも盗難被害に遭った車種(車両本体盗難による保険金の支払い件数が多かった車種)は次のうちどれでしょう?

  1. ランドクルーザー
  2. プリウス
  3. アルファード

答え



正解は「1.ランドクルーザー」です。

トヨタランドクルーザー01
▲ランドクルーザー via Wikimedia Commons Md Shaifuzzaman Ayon CC BY-SA 4.0 (画像をトリミングしています)

2022年の車両本体盗難による保険金の支払件数2,656件のうち、450件がランドクルーザーの盗難によるものでした(構成比は16.9%)。
誤答選択肢の「2.プリウス」は282件(構成比10.6%)、「3.アルファード」は184件(同6.9%)で、それぞれ第2位・第3位となっています。ランキングは以下のとおりです。

順位車種(車名)件数構成比
1ランドクルーザー45016.9%
2プリウス28210.6%
3アルファード1846.9%
4レクサスLX1565.9%
5レクサスRX903.4%
6ハイエース833.1%
7クラウン722.7%
8アクア552.1%
9C-HR431.6%
10レクサスES381.4%
その他1,20345.3%
合計2,656100.0%

▲車両本体盗難の車種(車名)ランキング

第1位のランドクルーザーから第10位のレクサスESまで、すべてがトヨタ(レクサス)の車です。日産・ホンダ・マツダなどはランクインしていません。海外での知名度なども関係しているのかもしれませんね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに、日本損害保険協会によると、自動車が盗まれる場所としてもっとも多いのは「屋外の駐車場(約7割)」で、盗難がよく発生する時間帯は「深夜~朝(約6割)」です。当然といえば当然の結果ですが、頭に入れておいて損は無さそうです!

装置・グッズを活用して盗難防止対策を!【傘も守る】

さて、「盗難防止の日」ですから、盗難防止対策について触れないわけにはいきません。
車両本体の盗難を防ぐためには、車を離れる際のドアロックの徹底に加え、イモビライザー、センサー式警報装置などの盗難防止装置や、バー式ハンドルロックなどの盗難防止アイテム(グッズ)を活用することが大切です。

ハンドルロック01
▲ハンドルロック

また、ナンバープレートタイヤ・ホイールなどの自動車部品にも、盗難防止ネジなどによる対策が必要。「貴重品(財布やパソコンなど)を車内に放置しない」といった、基本的な車内ねらい対策も怠らないようにしたいところです。

正直ちょっと面倒臭さを感じる部分もありますが、その面倒臭さが泥棒にとっての面倒臭さや手間にも直接つながるはずです。盗難防止の日をキッカケに、自動車や身の回りのモノ(日傘など)の盗難対策を見直してみてはいかがでしょうか!

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに、傘の盗難対策については「傘の持ち手に『警視庁』と印刷されたシールを貼っておく」という雑学的な対策方法をWeb記事で見て、なるほどなと思いました。全員が全員この方法を実行したら、お店の傘立てが警視庁の傘だらけになってしまいそうですが、試してみても良さそうです!(印刷するのが面倒だから、100均やドンキで売ってくれないかな。警視庁の文字入りは商品としてNGだったりするのかな?)

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参考URL

▲ナンバープレート盗難&いたずら防止ネジ