れんこんの日(11月17日)03

11月17日は「れんこんの日」です。
日本一のれんこん生産量を誇る「JA水郷つくば(水郷つくば農業協同組合)」によって定められました。

日付の由来は、1994年(平成6年)のこの日に、茨城県土浦市で第1回れんこんサミットが開催されたことから。
毎年この時期には、茨城県を中心に「れんこん料理フェア」などのイベント・キャンペーンが実施されます。

今回はそんな「れんこんの日」にちなみ、「ふだん食べているのはどの部分?」「穴の数は決まってるの?」といった疑問を取り上げます!


れんこんはどの部分?穴があいているのはなぜ?

れんこんの土の中の様子(れんこんはどうやってできる?れんこんに穴があいているのはなぜ?)03
▲土の中のレンコンの様子(イメージ)

れんこんは土の中にあるハスの茎に、栄養がたまって太くなったもののこと。つまり、私たちが食べているのは地下茎ちかけいです。
漢字で「蓮根」と書くので、根を食べていると思いがちですが、茎の部分だったんですね。

また、れんこんに穴があいているのは呼吸をするためです。ハスは田んぼの泥の中で育ちますが、田んぼの中には酸素がほとんどありません。そのため、茎に穴をあけて、葉っぱの気孔(小さな穴)から取り込んだ空気を地下まで通じるようにしているのです。

れんこんの穴(空気の通り道)01
▲れんこんの穴は「空気の通り道」だった

ちなみに、レンコンの穴は「未来を見通す」ことから縁起が良いとされ、お正月のおせち料理の食材によく用いられます。「酢れんこん」が昔からの定番ですが、最近では子供も喜ぶ「きんぴら」も人気です。

れんこんの穴の数はいくつ?選び方のポイントは?

きんぴらレンコン(穴の数はいくつ?)01
▲れんこんのきんぴら。穴の数はいくつ?

品種や個体差もありますが、れんこんの穴の数は「9個もしくは10個」であることが多いです。外周の穴が8個か9個で、真ん中に小さめの穴が1個といった感じですね。食べるときに数えてみると面白いですよ。

また、穴に関連して、スーパーなどでれんこんを買うときは「穴の大きさが小さいもの」を選ぶのがおすすめです。
なぜなら穴が大きいと、そのぶん空気と触れる面積が増えて、酸化しやすく(傷みやすく)なってしまうからです。

市場に陳列されたれんこん
▲れんこんを買うときは穴の大きさに注目

そのほか、穴の中が黒ずんでいるものは鮮度が落ちている場合があるので、買うときに確認すると良いでしょう。

【まとめ】れんこんの花の色は?

最後までご覧いただきありがとうございます。このページの要点をまとめました。

  • 第1回れんこんサミットが開かれた11月17日は「れんこんの日」
  • 私たちが食べているのはレンコンの茎の部分
  • れんこんの穴の数はおおむね9個か10個

ちなみに、れんこん(ハス)は鑑賞用の品種と食用の品種があります。
鑑賞用の花の色はピンクなどさまざまですが、食用の品種は「中国種」と呼ばれる白花の品種が有名です。

レンコン畑に咲く白い花01
▲土浦市に咲くレンコンの花

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