国際コーヒーの日(10月1日)01

10月1日は「国際コーヒーの日(International Coffee Day)」です。
ロンドンに本部を置く国際コーヒー機関(ICO)によって、2015年から始まりました。

日付の由来(理由)は、10月1日が国際協定によるコーヒー年度の初日にあたるためで、コーヒー年度はコーヒーの輸出大国・ブラジルの収穫出荷サイクルに合わせたものとされています。


▲渡辺直美さんによるイベント報告。国際コーヒーの日には各所でイベント・キャンペーンが実施されます

今回は、そんな国際コーヒーの日にちなんだクイズを1問出題します!

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに日本では、2015年より前の1983年(昭和58年)に、全日本コーヒー協会によって同じ10月1日が「コーヒーの日」と定められていました。コーヒーの新年度にあたるほか、日本では秋冬期にコーヒーの需要が高まることも日付の由来(理由)になっているようです!


【クイズ】日本にコーヒーがやってきたのはいつ?

コーヒーの起源として有名なのは、9世紀ごろのエチオピアで、ヤギ飼いのカルディがコーヒーの実を発見したという伝説です。
この言い伝えは「カルディコーヒーファーム」のお店のイラストにも描かれています。

では、わが国日本にコーヒーがやってきたのはいつ頃でしょう?
次の3つのうち、もっとも近いものをお選びください。

  1. 平安時代
  2. 江戸時代
  3. 昭和時代

答え



正解は「2.江戸時代」です。

日本に初めてコーヒーがもたらされたのは江戸時代とするのが通説です。
当時日本は鎖国中でしたが、長崎・出島の商館に駐在していたオランダ人によって伝えられたと言われています。

ただし、狂歌師として有名な大田蜀山人が「『カウヒイ』といふものを勧む(中略)焦げくさくして味ふるに堪ず」と書き記すなど、当時の日本人の口には合わなかったようです。

大田蜀山人01
▲大田蜀山人(おおたしょくさんじん)

その後、明治時代に入ると、コーヒーは文明開化に花を添えるハイカラな飲み物としてもてはやされ、1888年(明治21年)には近代喫茶店の元祖可否茶館かひさかんが東京・上野に開店しました。

可否茶館を開いた鄭永慶ていえいけいは、歴史の教科書に登場する鄭成功ていせいこうの弟、七左衛門を先祖に持つ人物です。

日本最初の喫茶店「可否茶館」跡地の碑02
▲可否茶館跡地の碑 via Wikimedia Commons Avenafatua CC BY-SA 4.0 (画像をトリミングしています)
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

最後までご覧いただきありがとうございます。国際コーヒーの日をきっかけに、コーヒーを飲んだり、コーヒーの楽しさをシェアすることは、コーヒー栽培によって生計を立てている数多くの農家を支援することにもつながります。僕も今日は、地球の裏側で真摯にコーヒー栽培に向き合っている農家の人たちを想像しながら、目の前のコーヒーを味わうことにします!

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