水1リットル(L)の重さは1キログラム(kg)です。1Lのペットボトルに水を入れると、その重さが1kgになるというわけですね。
ただし、1Lのペットボトルに水以外の物質、例えば灯油やガソリンなどを入れると、重さは1kgよりも軽くなります。これらは水よりも「比重(ひじゅう)」が小さいからです。
このページでは、いろいろな物質の1リットルあたりの重さ(質量)を紹介しますね。
比重とは「ある物質の密度と、その物質と同体積の水(普通は4℃の蒸留水)の密度との比」のことを言います。比重が1より大きいと水に沈み、1より小さいと水に浮きます。覚えておくと便利ですよ
目次(もくじ)
いろいろな物質の1Lあたりの重さ
いろいろな物質の1リットルあたりの重さ(キログラム)を表にまとめました。細かい数値が定められたものから、大雑把なものまで様々ですので、めやすとしてご活用ください。
物質 | 重さ(質量) | 比重 |
---|---|---|
水 | 1kg | 1(基準) |
氷 | 0.917kg | 0.917 |
油 | 0.91~0.92kg | 0.91~0.92 |
灯油 | 0.78~0.80kg | 0.78~0.80 |
ガソリン | 0.73~0.76kg | 0.73~0.76 |
エタノール (アルコール) | 0.789kg | 0.789 |
牛乳 | 1.027~1.035kg | 1.027~1.035 |
醤油 | 1.16~1.18kg | 1.16~1.18 |
土(培養土) | 0.4~0.6kg | 0.4~0.6 |
土(自然土壌) | 1.6~1.8kg | 1.6~1.8 |
▲培養土とは、植物を育てるときに使う土のこと。自然土壌は赤土や黒土のことです
同じ物質なのに、重さや比重に幅があるのは、そこに含まれている成分に少しずつ違いがあるからです。例えば一口に「醤油」と言っても、水に近いサラサラしたものもあれば、濃くてとろみのある醤油もありますよね!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 水1リットル(L)の重さは1キログラム(kg)
- 物質によって、1Lあたりの重さは異なる。例えばガソリン1Lは1kgより軽い
- 同じ体積の水よりも重いか軽いかを、数字で表したものを「比重(ひじゅう)」という
水1リットルの重さを知りたかっただけの人にとっては、ちょっとヘビーな内容だったかもしれません。でも、いろいろなモノの重さが分かって、面白かった人もいるのでは? ネットで「調べたいモノの名前+比重」で検索してみるのも楽しいですよ!
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参考URL・参考書籍など
- Q.液体の比重とはどのような意味でしょうか? – アクアシステム株式会社
- 灯油やガソリンは、1リットルあたり何キログラムか。 – レファレンス協同データベース
- 解答用紙 – 海上保安庁 海洋情報部
- キッコーマン 加工・業務用商品カタログ – 富士見商事株式会社
- 農園芸資材 | 園芸肥料と用土のABC – タキイ種苗
- 屋上緑化の方法 – 埼玉県(自然土壌の比重)
- 食品安全委員会『生乳、牛乳、特別牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳及び殺菌山羊乳に係る食品安全基本第24条第1号に基づく食品健康影響評価について』(生乳の比重)
- 『広辞苑 第七版』岩波書店,2018