10平米(10平方メートル)は約6畳です。
畳(たたみ)の大きさは地域によって異なりますが、部屋の広さを表す単位の畳(じょう・帖)は「不動産の公正競争規約」の第15条で、1畳あたり1.62平米以上と定められています。
これをもとに計算すると、
- 10(平米)÷1.62(平米)≒6.17(畳)
となり、10平米がおよそ6畳であることが分かります。アパートの部屋探しや、宿泊するホテルの部屋探しをするときには、この数字をめやすに考えるのが良いですね。
実際の畳の大きさに換算するとどうなるのか、気になる人もいらっしゃるかもしれません。表にしてまとめたのでご覧ください
畳の種類 | 1畳の大きさ | 10平米だと? |
---|---|---|
京間 (西日本) | 1.82m2 (191cm×95.5cm) | 約5.49畳 |
中京間 (東海) | 1.65m2 (182cm×91cm) | 約6.06畳 |
江戸間 (東日本) | 1.54m2 (176cm×87cm) | 約6.49畳 |
団地間 | 1.44m2 (170cm×81cm) | 約6.94畳 |
では、10平米(約6畳)というと、目で見たときにどれくらいの広さになるのでしょうか?
アパートとホテルの部屋、それぞれのイメージを紹介しますね。
10平米(約6畳)ってどれくらい?
アパートなどの部屋
1部屋の広さが10平米(約6畳)の場合は、比較的イメージしやすいのではないでしょうか。
何もモノを置かない状態であれば、それなりに広く感じます。
一人暮らしのワンルームに家具を置くときは、最低限かつシンプルに、
- ベッドorソファ
- テレビ台
- ローテーブル
- 収納ラック
この4つを配置するのが、広さと実用性のバランスを考えたときにおすすめです。
6畳あれば、友達を3人呼んで(自分を含めて4人で)UNOや鍋パーティーなどを楽しむこともできますよ。決して広いとは言えない面積ですが、距離感の近さがかえって友達・恋人同士の絆を深めてくれるかもしれませんね
ホテルのシングルルーム
泊まるホテルを探していると「シングルルーム 10平米」などと書かれているのを目にすることがありますよね。
この場合の10平米は、トイレ・浴室や、クローゼットなどをすべて含めて10平米(約6畳)になっているケースがほとんどです。
ですので、実際に動ける部分の面積は、かなり狭いといってよいでしょう。とはいえ、1人でテレビやスマホを見て、あとは寝るだけ…といった短期滞在であれば、たいして気にならない人も多いはずです。
10平米(約6畳)の内訳としてはおおまかに、玄関(廊下)0.8畳、クローゼット0.2畳、トイレと浴室で1.5畳、残りの4畳弱がリビングに相当する空間だと考えるとよいでしょう。ただし、安価なビジネスホテルでも(バス・トイレ付の場合)10平米の部屋というのはそれほど多くなく、11平米、あるいは12平米あたりからが一般的な広さになっています
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 10平米(10平方メートル)は約6.17畳
- ワンルームの10平米(約6畳)は、最低限の家具を配置して、4人でローテーブルを囲めるくらいの広さ
- ホテルのシングルルームの10平米(約6畳)は、バス・トイレなども含んだ広さとして捉える
ちなみに、10平米(10平方メートル)は一辺の長さが約3.16メートルの正方形の面積に相当します(坪数だと約3.025坪)。こちらも覚えておくと、広さをイメージするのに役立ちますよ。
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参考URL
- 不動産の公正競争規約 – 不動産公正取引協議会連合会