三重県の県庁所在地は「津市」です。
日本の県庁所在地の中で唯一、読みが1文字の都市となっています。
(漢字1文字の県庁所在地も津だけです。)
三重県(都道府県コード24) | |
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県庁所在地 | 津市(つし) |
庁名 | 三重県庁 |
郵便番号 | 〒514-8570 |
住所 | 三重県津市広明町13番地 (Googleマップ) |
アクセス | 津駅(JR・近鉄)から徒歩8分 |
電話番号 | 059-224-3070(案内電話) |
公式サイト | 三重県庁 |
津市の人口は県内第2位
県庁所在地の津市ですが、県内市町村の人口ランキングで見ると第2位です。
1位はコンビナートで有名な四日市市。3位以降は鈴鹿市、松阪市、桑名市…と続きます。
順位 | 市町村名 | 人口 |
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1 | 四日市市 | 309,719人 |
2 | 津市 | 272,645人 |
3 | 鈴鹿市 | 196,461人 |
4 | 松阪市 | 159,000人 |
5 | 桑名市 | 139,563人 |
6 | 伊勢市 | 121,770人 |
▲三重県の人口ランキングベスト6(2023.1.1現在)
県庁所在地が津になったのはなぜ?
もともと津には、築城の名手・藤堂高虎が大改修を行なった津城があり、城下町として賑わっていました。
それもあって、明治の廃藩置県のあとに成立した「安濃津県(今の三重県の北半分)」の県庁は津に置かれていました。
四日市が県庁所在地に!
ところが、明治5年に「今の県庁は南に寄り過ぎている」「四日市のほうが交通の便が良い」といった理由で、県庁が四日市に移されました。
県名「三重県」が生まれたのもこのときで、当時の地名(郡名)「三重郡四日市」が由来となっています。
四日市時代の県庁は、今の「四日市市立中部西小学校」の場所に置かれていました。中部西小学校は政治家・岡田克也さん(現イオン創業者の岡田卓也さんの息子)の出身校です
県庁所在地は再び津の地へ
しかし、翌年の明治6年に、県庁がふたたび津に移ります。四日市の県庁舎は狭かったことや、度会県との合併計画が進んでいたことが理由です。
度会県と合併した場合、県庁所在地が県の真ん中に近いほうが、人や物が行き来するのに便利だというわけです。
そして明治9年4月18日に、度会県が旧三重県に吸収される形で、現在の三重県が誕生しました。三重県では4月18日を「県民の日」に定めています。
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参考URL
- 都道府県コード – 国土交通省
- 住民基本台帳人口、県庁が津に定められた理由、初期の県庁舎と所在場所、県名「三重県」の誕生、廃藩置県以前の度会県-県庁に残る北勢地域の管轄地引渡史料、津の発展と築城の名手・藤堂高虎 – 三重県
- 岡田かつや – 公式サイト