中学数学の基本である素因数分解をしましょう!
フォームに正の整数を入力して「計算する」をタップしてください。下の欄に計算結果(分解された素数の一覧)が表示されます。
▼素因数▼ |
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※最大で20桁までの入力を想定しています
素因数分解とは、簡単にいうと「正の整数を素数のかけ算で表すこと」です。このページでは、素因数分解のやり方やコツを、画像も使って分かりやすく説明していきます!
目次(もくじ)
素因数分解のやり方【例題】
素因数分解のやり方は、以下の5ステップに分けることができます。
- 素因数分解する数を書く
- 素因数分解する数を素数で割る
- 割り算した答えを書く
- 割り算の答えが素数になるまで繰り返す
- 出てきた素数をかけ算の形に直す
実際の解き方を「180」を例題に解説していきますので、ノートを取りながら一緒にやってみましょう!
1.素因数分解する数を書く
まずは、素因数分解する数を書きます。
その下に、割り算の筆算をひっくり返したような記号も一緒に書きましょう。
今回は「180」を素因数分解するので、上のようになりますね。
2.素因数分解する数を素数で割る
次に、素因数分解する数を素数で割ります。
決まりはありませんが、小さい素数から順番に割っていく(=小さい数から順番に割れるか試していく)のがオススメです。
今回の「180」は、一番小さい素数「2」で割ることができるので、上のようになりますね。
素数は小さい順に「2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31…」と続きます。100までだと全部で25個の素数がありますよ。とはいえ、大きい素数については基本的に覚える必要はありません(笑)
3.割り算した答えを書く
次に、割り算した答えを素因数分解したい数(割られる数)の下に書きます。
今回は「180÷2=90」なので、「90」を上のように書きます。
4.割り算の答えが素数になるまで繰り返す
ここまでの流れをふまえて、割り算の答えが素数になるまで繰り返します。
先ほどの「90」は、まだまだ素数で割ることができそうです。
割り算を繰り返した結果、上のようになりました。もう少しです。頑張ろう!
5.出てきた素数をかけ算の形に直す
最後に、ここまで出てきた素数を、かけ算の形に直します。ノートに書いた数字のうち、左側と一番下の数字が素数になっているはずです。
同じ素数は指数を使ってまとめましょう。
「180=2×2×3×3×5」ですので、答え方は上のようになります。これでカンペキですね!
数学のテストでは、一番下の数字を書き忘れて×(バツ)になってしまう人が結構います(僕もやらかした経験があります)。しっかり見直ししましょう!
素因数分解を早く解くコツ【裏ワザ!?】
ある数が「2の倍数」「3の倍数」「5の倍数」「11の倍数」かどうかを見分ける方法を覚えておくと、大きい数を素因数分解するときにメチャメチャ役立ちます。具体的には以下のとおりです。
倍数 | 法則 |
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2の倍数 | 一の位が偶数(例:98、374) |
3の倍数 | 各ケタの数の和が3の倍数になる (例:117⇒1+1+7=9) |
5の倍数 | 一の位が0か5(例:60、9005) |
11の倍数 | 一の位から左に向かって引き算と足し算を交互にしたとき、答えが11の倍数か0になる (例:1265⇒5-6+2-1=0) |
▲11の倍数を見分ける方法は、最初は難しいけれど頭に入れておくと本当に便利です
上にあげた以外の数、例えば「7の倍数どうか」は、実際に割り算(筆算)をして割り切れるかどうか確かめるのがおすすめです。華麗なテクニックと、地道な計算を厭わない泥臭さの両方を身につけて、最強の素因数分解マスターを目指しましょう!
さいごに【素因数分解 ~無限問題編~】
最後に素因数分解の問題に無限に挑戦できるツールをご用意しました。
「問題作成」を押すと、ランダムで数字が表示されます。問題を解いたあと「答え合わせ」を押して、解答を確かめてみてください!
※試作段階のため、巨大な素数が出てきて計算が超絶に面倒くさい場合があります。答えを見て怒ったり、やる気を無くしたりしないでください←
【問題】以下の整数を素因数分解しなさい。
▼素因数(答え)▼ |
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正解できましたか? ゲーム感覚で繰り返し問題に取り組むことで、自然と解くスピードが速くなっていくはずです。紙とペンを用意して、何度もチャレンジしてみてくださいね!
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おまけ!紙とペンが用意できないシチュエーションでは、上のアプリもおすすめ。クイズノック(QuizKnock)を運営する株式会社batonのアプリで、素因数分解しながら壁を破壊していくシンプルなゲームです。僕も一時期ハマっていました!