農協記念日(11月19日)02

11月19日は「農協記念日(農協法公布記念日)」です。
JA全中の愛称でおなじみの、一般社団法人全国農業協同組合中央会によって制定されました。

日付の由来は1947年(昭和22年)の今日、農業協同組合法が公布されたことから。
農業協同組合法とは、農業の生産力の増進と農業に従事する人の経済的・社会的地位の向上をはかり、国民経済の発展に寄与することを目的とした法律です。
JAグループでは、毎年この日に合わせて各地で記念行事や式典を開いています。


JA(農業協同組合)って何をしてるの?

JA(Japan Agricultural Cooperatives)は、農業従事者を中心とした組合員が、農業の経営や生活の向上など、よりよい地域社会を築くことを目的に組織している協同組合です。

あくまで助け合い・相互扶助を理念とした「協同組合」で、株式会社ではないため、利潤の追求が目的ではありません。

JA直販所「かざぐるま市」(高知県南国市)02
▲JA直販所「かざぐるま市」(高知県南国市)

JAの具体的な活動には、組合員の農家に農業技術の指導をしたり、農業に必要な資材をできるだけ安く買うための共同購入を行なったり、新鮮な農畜産物を売るファーマーズマーケット(直売所)を開いたり、あるいは銀行や保険会社のように、貯金・融資・共済の事業もしています。

前者3つ(とくに前の2つ)はメインとなる農業関係の取り組み。後者は「JA共済」や「JAバンク」の愛称でもおなじみですね。

JA愛知東 豊根店・JA-SS豊根(愛知県豊根村)01
▲JA-SS豊根 via Wikimedia Commons Asturio Cantabrio CC BY-SA 4.0(画像をトリミングしています)

ほかにもJAは、スーパーマーケット・ガソリンスタンドの展開や、お葬式に関連したサービス業務(JA葬祭)、さらには高齢者福祉といった生活関連事業も行なっています。

なお、JAの施設やサービスは、組合員ではない人も利用することができますよ(一部制限あり)。Aコープで買い物をしたり、JA-SSで給油したことのある人もいるかもしれませんね。

JAの組合員
  • 正組合員
    農業を仕事にしている人。総会での議決権や役員の選挙権などを持つ
  • 准組合員
    農業以外の仕事をしている人が、出資金を支払って加入。正組合員と同様にJAのサービスを受けられるが、運営には関与できない
  • 非組合員
    一部制限が発生する場合もあるが、JAの事業や施設を利用できる

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