ゲリラ豪雨(集中豪雨・スコール・
局地的大雨)って、本当迷惑ですよね。

ゲリラ豪雨(集中豪雨)で冠水した道路

昔から夕立はあったんですが、最近の
ゲリラ豪雨は、雨の強さや量がソレとは
比較にならないくらい激しいですし、

日によっては、雷や強風もセットに
なってきて、正直、堪った(たまった)
もんじゃないですからね^^;

実際ココまで頻繁(ひんぱん)に、
ゲリラ豪雨が発生すると、

なぜゲリラ豪雨が降るのか、
その原因やメカニズムが気になる、
なんて人もきっと多いと思います。

で、僕自身も子どものころ、夕立を
テーマに自由研究をしたくらいには、
天気への興味関心がある人間なので、

今回、オトナの自由研究って感じで、
改めて、ゲリラ豪雨が発生する原因や
メカニズムについて調べてみました。

ということで、ココではその調べた
内容を、図やイラストにまとめ直して、
あなたにもガッツリとシェア!

(主に都市部で)ゲリラ豪雨が発生する
原因や、そのメカニズムについて、
分かりやすく図解していきます。

まずは、大前提&超基本になってくる、
積乱雲が発生する原因やメカニズム
ついての図解から、スタートです!

積乱雲が発生するメカニズム!ゲリラ豪雨の超基本!

まずは、積乱雲が発生する
メカニズムから見ていきましょう~。

というか、ゲリラ豪雨は積乱雲から
ザーッ!と降ってくるわけですから、

積乱雲がひんぱんに発生する原因が
わかれば、ゲリラ豪雨の原因だって
わかっちゃうワケですからね。

ということで、積乱雲が発生する
メカニズムを、絵(イラスト)
シンプルに表したものが、こちら。

ゲリラ豪雨 原因 図解01

私たちの周りにある、暖かく湿った
空気
が上昇し、上空の冷たい空気
ぶつかることで、積乱雲が発生します。

つまり、積乱雲が発生するためには、
上の図(イラスト)のとおり、

  1. 暖かく湿った空気
  2. (上空の)冷たい空気
  3. 暖かい空気の上昇

この3つ
必要だということになりますね。

で、暖かく湿った空気っていうのは、
夏になると太平洋(=南)から張り出して
くる太平洋高気圧が、まさにソレで、

上空の冷たい空気っていうのは、
これまた夏になると偏西風の影響で、
こちらは北から南へと張り出してくる、

もともとは、ロシアや北海道のほうに
あった冷たい空気がコレにあたります。

ということは、ゲリラ豪雨(積乱雲)が
発生するための3つの条件のうち2つは、

もともと夏の季節の日本に、昔から
存在していたモノであるといえます。

ですので、近年(悪い意味で)注目を
集めている、主に都市部で発生している
ゲリラ豪雨の原因を突き止めるためには

3番目の「暖かい空気の上昇」が起こる
原因について、さらに詳しく見ていく
必要があるということになりますね。

ゲリラ豪雨 原因 図解02

じゃあ「暖かい空気の上昇」は、
なぜ起こるのか??

「暖かい空気の上昇」が起こる4つの原因とは?

暖かい空気の上昇が起こる原因は、
大きく分けて、次の4つですね~。

こちらも、イラストを使って、
図解していきます^^

まず、1つ目の原因は…

原因1. エアコンの室外機やクルマからの排気

ゲリラ豪雨 原因 図解03

原因1つ目は、エアコンの室外機や
トラックなどのクルマから出てくる
排気(ガス)。

これらが都市部などの狭い地域で
集中して発生すると、上昇気流
引き起こし、

上空の寒気と衝突→積乱雲が発生→
ゲリラ豪雨が降ってくるという、
残念な流れが出来上がります。

確かに、エアコンの室外機の前
歩いて通り過ぎるときなんかに、
顔のあたりに、

モワッとするような、何だか
気持ち悪い熱気を感じることって、
良くありますよね。

そして、2つ目の原因は、
コレもあなたにも、きっと
心当たりがあるはずの…

原因2. 地面のアスファルト&コンクリート化

ゲリラ豪雨 原因 図解04

原因2つ目は、地面のアスファルト化
コンクリート化

アスファルトやコンクリートには、
熱をため込む性質があって、
なかなか冷めにくいんですよね。

ですので、ソコに熱がたまることで
上昇気流が発生し、コレが上空の寒気と
ぶつかると、先ほどと同じ流れで、

積乱雲ゲリラ豪雨の発生へと、
つながっていきます。

コレも確かに、真夏日なんかに
ふと出来心で、アスファルトの
道路を手で触ったりすると、

ヤケドしそうなくらい、
熱かったりしますもんね。

あと、一昔前のプールサイドなんかも、
水に濡れてない部分のコンクリートが
メチャメチャ熱くて、

「ワチャチャチャチャーーーッ!」

と、プールサイドの上で
跳ねまわった(?)経験のある人も、
相当な数いらっしゃると思います。笑

で、この2つ目の原因と強く関わって
いる
のが、続いての3つ目の原因です。

原因3. 緑(植物)や水面の減少

ゲリラ豪雨 原因 図解05

原因3つ目は、緑(植物)や水面の減少。

植物の葉っぱや、川や池などの水には、
空気中の熱を上手いこと吸収して、
奪ってくれるはたらきがあります。

でも近年、急速な都市化が進む中で、
畑や空き地が、住宅地や駐車場などの
スペースへと変貌を遂げたり、

同じような理由で、川や池などが
埋め立てられてしまうケースが、
非常に増えていました。

すると、どうなるかは、
もうお分かりですよね??

地表付近に熱がたまって、コレが
上昇気流となり、積乱雲やゲリラ
豪雨の発生へとつながるという、

先ほどからの、お決まりの
パターン
になるワケです。

で、最後の原因は、これまたこの
3つ目の原因ともつながりの深い…

原因4. 高層ビルの乱立

ゲリラ豪雨 原因 図解06

原因4つ目は、高層ビルなどの乱立。

ビルなどの高い建物が密集すると、
風通しが悪くなって、地表付近に
熱がこもりやすくなります。

すると、逃げ場を失った空気は
上に行く、すなわち上昇するしか
選択肢がなくなるので、

(左右にはビルが、下には先ほど
 説明した、熱をため込んでしまう
 アスファルトがいますからね!)

ココでも上昇気流が生まれ、
積乱雲やゲリラ豪雨の発生へと
つながっていきます。

あともう1つは、湿気を含んだ
暖かい風が、ビルに沿ってそのまま
上空へと舞い上がり(=上昇気流)、

コレも、積乱雲やゲリラ豪雨を
発生させる一因になっている
なんてことも言われていますね。

で、実際には、記事前半であげた太平洋
高気圧と上空の寒気という、積乱雲が
発生するために必要な2大条件に加え、

今あげてきた4つの原因が、
複合的に組み合わさることによって、

近年、日本の都市部やその周辺で、
ゲリラ豪雨が頻発しているのでは
と考えられています。

最後にココまでの内容を、イラストを
使って、もう一度まとめましょう!

まとめ&部屋の湿度を下げる方法はコレ!

では、この記事のまとめです。

ココまで説明してきた、近年
(主に都市部で)ゲリラ豪雨が
発生しやすくなっている原因を、

改めてイラストにしてまとめると、
こういったカタチになりますね。

ゲリラ豪雨 原因 図解 まとめ

ゲリラ豪雨(積乱雲)の発生には、

  1. 暖かく湿った空気
  2. 上空の寒気
  3. 暖かい空気の上昇

この3つの条件が必要で、
このうち、上の2つはそれぞれ、

  1. 太平洋高気圧
  2. 偏西風の影響

というカタチで、前々から
日本の夏に存在していたという、
話をしました。

で、近年おもに都市部でゲリラ豪雨が
増えてきたのは、3つ目の条件
色々と組み合わさってきたからで、

「色々」というのは、上の
イラストでも図解しているとおり、

  1. エアコンの室外機や車からの排気
  2. 地面のコンクリ・アスファルト化
  3. 緑(植物)や水面(川など)の減少
  4. 高層ビルなどの乱立

主にこの4つであるという話も、
記事の中で、してきましたね。

…と、こんな記事を書いていたら、
まさに今、急に雨が降ってきました。

実は僕、高校時代に2度ほど、
右膝の手術をしていることも
あって(半月板の手術です)、

雨が降りそうなときは、何となく
右膝のまわりがジンジン痛む気が
することが多いんですが、

ゲリラ豪雨の場合は、そんな前触れ
すら感じるヒマもなく、ホント突然
雨が降ってくるんで、マジ厄介です。笑

ゲリラ豪雨の時期は、雨の日に限らず、
晴れていても、部屋の湿度の高い日
どうしても続いてしまうので、

こちらでご紹介している方法を実行に
移して、少しでも部屋の中の環境が
快適になるように
努めましょう^^↓

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