山手線の内回りと外回り03

環状運転の山手線では「内回り・外回り」といった表現が使われます。
日本の鉄道は、道路と同じく左側通行ですので、

  • 内回り=反時計回り(左回り)
  • 外回り=時計回り(右回り)

このように言い換えることができます。
「内回り・外回り」で覚えづらい場合は、上にあげた中から、好きなモノを選ぶと良いでしょう。

なお「左回り・右回り」で覚える際は、基準となる駅を「上(=時計でいう12時の場所)」にセットすると、間違いを防げます。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに、山手線と同様に環状運転を行なっている名古屋市営地下鉄名城線では、公式に「左回り・右回り」の表現が使われています


ホームドアのデザインの違い

自分が乗ろうとしている電車が「内回り・外回り」のどちらか分からなくなった場合は、ホームドアを確認するのも1つの手です。

ホームドアにデザインされたウグイス色のラインは、

  • 内回り(反時計回り・左回り)=単線(1本)
  • 外回り(時計回り・右回り)=二重線(2本)

このように区別されています。

JR山手線恵比寿駅ホームドア

上の写真は、恵比寿駅のホームドアです。
ウグイス色のラインが二重線になっているので、このドアから乗り込む電車は外回り(時計回り・右回り)ということになりますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

このほか、ホームに流れる自動アナウンスの声が「内回り(反時計回り・左回り)=女性」「外回り(時計回り・右回り)=男性」と分かれています。ただし、JR東日本から公式に発表されているわけではありません

間違えて乗車した際の運賃は?

万が一「内回り・外回り」を間違えて、逆方向に乗ってしまった場合、誤乗区間(行って戻ってきた区間)の運賃はどうなるのでしょうか。

JR東日本の旅客営業規則によると、この場合は誤乗区間の運賃を支払う必要はなく、無料で戻ったうえで目的の駅へ向かうことができます。

山手線に限らず、1年に1回ほどのペースで乗り間違えをする僕にとっては、大変ありがたい決まりです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

なお、条文には「係員がその事実を認定したとき」との記載が見えますので、これに忠実に従うならば、駅員さんに申告する必要がありそうです。もちろん、不正乗車はいけません

参考文献

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