クイズで「グスターヴ・ホルストの組曲『惑星』で、その副題に『●●』とついている曲は何でしょう?」といった問題が出題されることがあります。
このページには、その対策として副題の一覧と覚え方をのせておきます。
ホルスト「惑星」の副題一覧
曲名 | 副題 |
---|---|
火星 | 戦争(戦い)をもたらす者 |
金星 | 平和をもたらす者 |
水星 | 翼のある使者 |
木星 | 快楽をもたらす者 |
土星 | 老いをもたらす者 |
天王星 | 魔術師 |
海王星 | 神秘主義者 |
▲演奏順に並んでいます
地球は組曲に含まれません。
これはホルストが天文学ではなく、占星術から着想を得たからだと言われています。
なお、地球が含まれないこともクイズとして出題されることがあります。
(例:ホルストの組曲『惑星』で、唯一、組曲に含まれない太陽系の惑星は何でしょう?)
そして、演奏は基本的に太陽から近い順番ですが、「火星」と「水星」の位置が入れ替わっています。
入れ替わっている理由は、最初の4曲を交響曲の「急、緩、舞、急」のような配列にするためではないかと言われています。
副題の覚え方
さて、副題は上から順番に覚えます。曲(惑星)の順番が頭に入っている前提です。
「戦争(火星)」と「平和(金星)」は、トルストイの小説もあるので覚えやすいのではないでしょうか。
「翼(水星)」は水星の公転速度と結び付けるとイメージしやすいかもしれません。翼があると速そうですよね。
(内側の軌道を公転している惑星ほど公転のスピードが速い。つまり太陽系の惑星では水星がもっとも速い。)
翼で羽ばたいたあとには「快楽(木星)」が待っています。快楽のあとに「老い(土星)」が来るのは、ある意味で自然の摂理です。
そして最後は単語が2つ。動きのある「魔術師(天王星)」からの、静かなイメージの「神秘主義者(海王星)」で作品を締める、といった流れです。
【さいごに】クイズでおさらい
最後までご覧いただきありがとうございます。それではクイズで復習しましょう。
【問題】
グスターヴ・ホルストの組曲『惑星』で、その副題に「快楽をもたらす者」とついている曲は何でしょう? 次の3つの中から正しいものをお選びください。
- 金星
- 木星
- 土星
答え
↓
↓
↓
正解は「2.木星」です。正解できましたか? 平原綾香さんのヒット曲「Jupiter(ジュピター)」は、このホルストの木星の中間部分に歌詞を付けたものです。