「愛でる」の正しい読み方は「めでる」です。
同じ漢字を使った熟語で「愛弟子(まなでし)」と読む例があるので間違いやすいですが、この機会にしっかり覚えておきたいですね。

漢字音読み・訓読み
[音] アイ
[訓] でるしむ・まなかなしい・いとしい・

愛でるの意味は?【使い方・例文】

愛でるには、「かわいがる」「物の美しさや素晴らしさを味わい楽しむ」という意味があります。
前者であれば「わが子を愛でる」「小鳥を愛でる」、後者であれば「桜を愛でる」「月を愛でる」といった使い方・例文ができます。

わが子を愛でる01
▲わが子を愛でる

愛でるの類語【愛するとの違いは?】

愛でるの類語には「愛する、慈しむ、寵愛、称美する、嘆賞する」などがあります。
とくに「愛する」は、愛でると似たような場面で使われがちです。
両者の違いとして、愛でるは「愛する」と比べて「自分よりも弱い者・物」に対して用いられる傾向があります。

「愛でる」の対象になりがちなもの
  • 自分よりも弱いもの
    赤ちゃん・孫・子犬・子猫・うさぎ・ハムスターなど
  • 物(動物以外)
    花・紅葉・月・器・クラシック音楽など
桜を愛でる00
▲日本人は桜を愛でがち

まとめ【虫めづる姫君】

最後までご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 愛でるの読み方は「めでる」
    (「まなでる」は間違い)
  • 愛でるの意味は「かわいがる」「物の美しさや素晴らしさを味わい楽しむ」
  • 愛でるは、愛すると比べて「自分よりも弱い者や物」に対して用いられる傾向にある

平安後期の短編物語集『堤中納言物語』には「虫めづる姫君」という話が収録されています。毛虫を愛でる、風変わりなお姫様の話です。作品名を覚えておけば「愛でる」の読み間違いも防げそうですね!

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