「馬の耳に念仏」は「ありがたいことを言い聞かせても、まったく効果がないこと」のたとえに使われることわざです。

馬の耳に念仏の意味と例文02
▲馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)

このページでは、「馬の耳に念仏」と似た意味のことわざを紹介します。


犬に論語(ろんご)

ことわざ「犬に論語」01
▲犬に論語(いぬにろんご)

「犬に論語」は「道理を説き聞かせても効果がなく無駄なこと」のたとえに使われます。
「論語」は中国の思想家・孔子こうしの思想や言動をまとめた書のことです。

兎に祭文(さいもん)

ことわざ「兎に祭文」01
▲兎に祭文(うさぎにさいもん)

「兎に祭文」も馬の耳に念仏と同じ意味で使われることわざです。
祭文はお祭りのときに、神様の前で唱える祝福の言葉をさします。

牛に経文(きょうもん)

ことわざ「牛に経文」01
▲牛に経文(うしにきょうもん)

「牛に経文」も、馬の耳に念仏と同じ意味で用いられます。
ここまで出てきたことわざは、すべて「動物+尊い書物(言葉)」という共通点がありますね。

猫に小判・豚に真珠

「馬の耳に念仏」の意味を「値打ちが分からず役に立たないこと」としてとらえて、「猫に小判」や「豚に真珠」を似たことわざとする向きもあります。

ことわざ「猫に小判」「豚に真珠」01
▲「猫に小判(ねこにこばん)」「豚に真珠(ぶたにしんじゅ)」

先の3つよりも、より身近なもので例えているので、こちらのほうがイメージしやすい人も多いかもしれませんね。

さいごに【馬耳東風】

ちなみに「馬の耳に念仏」は、中国由来の四字熟語である「馬耳東風ばじとうふう」がもとになったと言われています。

四字熟語「馬耳東風」(慣用句「馬の耳に風」)01
▲馬耳東風。ここでの「東風」は「春風」という意味です

馬耳東風が、慣用句「馬の耳に風」に変化し、さらに派生して「馬の耳に念仏」になったという流れです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

馬の耳に念仏は「何を言っても聞かない人」や「いくら言っても無駄な人」への愚痴や皮肉にも使われます。幅広い意味を持っていますね!

>>「ことわざ」ページ一覧へもどる

参考URL・参考文献