【縦書き原稿用紙】数字の書き方のルール01

原稿用紙を使う提出物には、読書感想文などの作文や、レポート・小論文などいろいろありますが、原稿用紙の基本的な使い方に大きな違いはありません。

このページでは、縦書きの原稿用紙に数字を書くときの一般的なルールを、具体例をあげながら紹介します。


漢数字で書く【基本】

縦書きの原稿用紙に数字を記入する場合は、原則として漢数字(漢字)を用います。

【縦書き原稿用紙】数字の書き方のルール(漢数字で書く)02

2桁・3桁・4桁の数字の書き方

2桁以上(3桁、4桁…)の数字を書くときの明確な決まりはありません。
例えば「1875年」は「一八七五年」と「千八百七十五年」のどちらでも書くことができます(一般的にはシンプルな「一八七五年」がよく使われます)

【縦書き原稿用紙】桁数が大きい数字の書き方03
▲右側は算用数字をそのまま漢数字に置き換えています。左側は「十、百、千」を入れて書いています

好きなほうを使うときでも、文章中にの両方を使用するのは避けて、どちらかに統一しましょう。
なお、提出先から書式が指定されている場合は、それに従って書きます。

5桁以上の数について

桁数が大きい数値・データが登場する論文では、4桁以下を表す単位語「十、百、千」は使わないケースも多いです。
5桁以上の数字は「万、億、兆」などを使って表記します。

【縦書き原稿用紙】桁数が大きい数字の書き方(論文・レポート)02
▲ちなみに、算用数字の表記をそのまま漢数字に当てはめる方式を「一〇方式」などといいます

小数点・パーセント

小数点は中黒なかぐろ「・」を用いて表記します。
パーセント(%)は記号は使わずカタカナで書くのが一般的です。

【縦書き原稿用紙】数字の書き方例(小数点・パーセント)01
▲単位を表す記号やアルファベット(英語)は、片仮名で書くのが基本です
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

「%(パーセント)」が頻繁に登場するレポート・論作文などを書く場合は、記号で表記することもあります。とはいえ、そのようなテーマのレポートで縦書きが指定されることは滅多にないはずです

さいごに【固有名詞】

最後までご覧いただきありがとうございます。
例外として、固有名詞は縦書きでも算用数字のまま書きます。

【縦書き原稿用紙】数字の書き方のルール(固有名詞)01

なお、提出先によっては別のルールを定めていたり、より細かい書式を指定しているところもあります。
書き方の指定がある場合は、そちらにお従いくださいませ。

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