栃木県の県庁所在地は「宇都宮市」です。
餃子の街として有名です。
栃木県(都道府県コード09) | |
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県庁所在地 | 宇都宮市(うつのみやし) |
庁名 | 栃木県庁 |
郵便番号 | 〒320-8501 |
住所 | 栃木県宇都宮市塙田1-1-20 (Googleマップ) |
アクセス | JR宇都宮駅西口からバス5分 「県庁前」で下車し徒歩5分 |
電話番号 | 028-623-2323 |
公式サイト | 栃木県庁 |
県庁所在地が宇都宮になったのはなぜ?
明治4年(1871年)の廃藩置県のあと、今の栃木県は、栃木県と宇都宮県の2つに分かれていました。
2県が統合されて現在の栃木県になったのは、明治6年(1873年)6月15日のことです(栃木県では6月15日を「県民の日」に定めています)。
当初の県庁は栃木市にあった!
統合された栃木県の県庁は、はじめ栃木町(現在の栃木市)に置かれていました。
今の栃木市役所の西側、県立栃木高校と市立栃木中央小学校があるあたりです。
このとき県庁のまわりにめぐらされた堀は「県庁堀」として今も残り、栃木県の文化財に指定されています。
県庁が宇都宮市に移転【理由】
栃木町(現栃木市)から宇都宮町(現在の宇都宮市)に県庁が移ったのは、明治17年(1884年)のことです。
県庁が移転した理由としては、おもに以下の3つが挙げられています。
- 宇都宮は栃木県の中央にあり、交通の便がよい
(日光街道・奥州街道の宿場町として栄えた歴史あり) - 宇都宮側が巨額の県庁移転費用を負担し、県庁移転運動に熱心だった
- 宇都宮が栃木を凌ぐほどの街の発展を見せていた
とくに交通の便の良さは、県庁移転の大きな理由だったようです。
こうして見ると「旧栃木県と宇都宮県が統合したときに、県庁を最初から宇都宮に置けばよかったのでは?」という疑問が湧いてくるかもしれません。これについて明確な理由は残っていないようですが、宇都宮城が江戸幕府の重要な拠点だったことや、栄えていた宇都宮の城下町の大半が、戊辰戦争によって焼失してしまったことなどが関係しているかもしれません
栃木県の市町村人口ランキング
市町村別の人口を見ると、宇都宮市が第1位で、栃木市は第3位です。
第2位には、宇都宮と同様に奥州街道(現国道4号)の宿場町だった小山市がランクインしています。
順位 | 市町村名 | 人口 |
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1 | 宇都宮市 | 513,584人 |
2 | 小山市 | 166,334人 |
3 | 栃木市 | 151,865人 |
4 | 足利市 | 140,014人 |
5 | 那須塩原市 | 114,234人 |
6 | 佐野市 | 113,208人 |
7 | 鹿沼市 | 91,691人 |
8 | 真岡市 | 77,446人 |
9 | 日光市 | 74,216人 |
10 | 大田原市 | 70,594人 |
▲栃木県の人口ランキングベスト10(2023.7.1現在)
県名と同じ名前なのに県庁所在地になっていない市は、栃木市のほかに「山梨県山梨市(県庁所在地は甲府市)」と「沖縄県沖縄市(同那覇市)」の2つがあります!
関連ページ▼
参考URL
- 都道府県コード – 国土交通省
- 幕末から近現代まで(とちぎの生い立ち)、とちぎの統計情報(人口・世帯数) – 栃木県
- 歴史探訪~栃木県庁の名残をたどる~ – 栃木市
- 城下町 宇都宮 – 宇都宮市
- 明治時代に栃木県庁が栃木市から宇都宮市に移転になった理由が知りたい。また、何故移転の際に宇都宮市塙田が選ばれたのか知りたい。 – レファレンス協同データベース
- 国道4号(奥州街道・陸羽街道) – 国土交通省 関東地方整備局
- 県庁堀附漕渠 – とちぎの文化財
- 栃木市役所別館(旧栃木町役場庁舎) – 文化遺産オンライン