11月25日は「金型の日」です。
東京都文京区湯島に本部をおき、多くの金型企業が会員に名を連ねる、一般社団法人日本金型工業会によって制定されました。

日付の由来は昭和32年(1957年)の今日、日本金型工業会が設立されたことから(日本金型工業会の創立記念日)。
日本金型工業会では毎年この時期に「金型の日 記念式典」を開催し、永年勤続優良従業員の表彰式や講演会などを行なっています。


▲タミヤのプラモデルも金型を使って作られています


金型とは?何に使う?

金型とは、金属板をプレスしたり、溶かした金属やプラスチックを流し込んだりして成形加工するための金属製の型の総称です。

プレス金型01
▲プレス金型

例えば、自動車のボディーは鋼板(鉄板)をプレス金型によって成形加工することで出来上がります。
また、先ほど登場したプラモデルや、テレビのバックカバーなどの樹脂製品は、プラスチック材料を金型によって射出しゃしゅつ成形することで出来上がります。

たい焼き機
▲たい焼き機も広い意味では金型の一種だといえます

もし金型を使わずに、1つ1つを手作業で作ると、とんでもない時間と手間がかかります。
金型があることで、メーカーは同じものを短時間で大量に作ることができるのです。

エアコン01
▲私たちの身の回りの工業製品は、そのほとんどが「金型」を用いて作られています
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

金型の品質の良し悪しが、製品の出来栄えを左右すると言っても過言ではありません。そのため、ドイツでは「金型は生産工学の王」とも喩えられています。金型づくりの分野によっては、1000分の1ミリ単位の高い精度が要求されるそうですよ。金型が日本のモノづくりを支えているとも言えそうです!

関連ページ▼

※ページ内で紹介しているイベント・キャンペーンなどは終了している場合があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください

参考URL・参考書籍