1月10日は、電話で事件や事故の発生を通報する緊急通報ダイヤル「110番の日」です。
110番の適切な使用を推進する目的で、昭和60年(1985年)12月に、警察庁によって定められました。
日付の由来は「110」の並び(語呂合わせ)からで、警察では毎年この日を中心に、110番制度の周知徹底や適正な利用促進に向けた、広報活動・キャンペーンなどを実施しています。
▲【鬼越トマホーク】1月10日は「110番の日」「どう見ても僕ら犯人役…」 via 日テレNEWS(2023年)
広報活動・キャンペーンは、それぞれの都道府県警察が中心となって行っています。「お住まいの都道府県+110番の日」で検索してみると、近くのイベントが見つかるかもしれませんよ
110番を利用するときのポイントは?
多くの都道府県警で110番通報のポイント(流れ)として、以下の6つの質問を挙げています。警察官が話を聞くと同時に、パトカーなどの手配を進めてくれるので、落ち着いて答えるとよいですね。
- 110番です。事件ですか、事故ですか?
泥棒に入られた。交通事故です。など - それはいつですか?
今です。○分くらい前です。など - 場所はどこですか?
○○市○○町の○○交差点です。など - どのような状況ですか?
「帰宅途中にカバンをひったくられました」など、事件や事故の状況などを伝える - 犯人・相手は?
人数、人相、服装、車のナンバーや色、逃走方向などを伝える - あなたの住所、氏名、電話番号は?
通報した人の住所・名前・電話番号と、事件や事故との関係を伝える
3.に関連して、場所が分からないときは、以下を確認するとよいでしょう。
- 目印になる銀行やコンビニの店名
- 交通標識や信号機の管理番号
- 電柱や自動販売機の住所表示
緊急ではない相談は「#9110」番へ
110番は、今すぐ警察官に駆けつけてもらいたい事件・事故を受け付ける「緊急通報ダイヤル」です。
犯罪や事故に当たるのか分からないけれど、警察に相談したいことがあるときは、警察相談専用電話「#9110」番を利用するのが良いですね。全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながりますよ。
政府広報オンラインによると、110番には年間でおよそ850万件以上(約3.6秒に1件の割合)の通報がありますが、そのうち約2割は緊急対応を必要としない通報なんだそう。緊急ではない用件で110番を利用すると、本来緊急を要する事件・事故への対応の遅れにつながってしまいます。気を付けたいですね!
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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URL
- 110番の日 – 政府広報オンライン
- こんなときこそ110番 – 警視庁
- そのほか、各都道府県警察の公式サイトをもとに作成