1アールは100平方メートルです。
記号を使って表すと「1a=100m2」になります。
引き続き、「1アール=100平方メートル」の覚え方や、身近にある「面積1アール」の目安になるものの例、さらにはアールとヘクタールの関係などを紹介します!
「1アール=100平方メートル」の覚え方は?
1アールは「1辺が10mの正方形の面積」と定義することができます。
1辺が10m(メートル)の正方形の面積は、
「10m×10m=100m2」なので、
「1a=100m2」であることが分かりますよ。
ちなみに「平米(へいべい)」は「平方メートル」と同じ意味です。ですので、「1アール=100平方メートル=100平米」ということになります!
アールを平方メートルに換算したいときはどうする?
アール(a)の値を平方メートル(m2)の値に換算したいときは、アールの値を100倍します。
2アールを平方メートルに直すと、
「2(a)×100=200(m2)」なので、
「2アール=200平方メートル」。
10アールを平方メートルに直すと、
「10(a)×100=1000(m2)」なので、
「10アール=1000平方メートル」になりますね。
1アールの広さはどのくらい?【例】
生活の中で、1アールぴったりのものを見つけるのは難しいですが、イメージしやすいところでは「小学校の教室の広さ」が1つのめやすになります。
「1アール≒教室の広さ」と覚えておけば、「1m×1m」や「100m×100m」と間違えるのを防げそうですね。
また、生で見たことがある人は少ないかもしれませんが、オリンピックなどの柔道の試合場の大きさは「10m×10m」でぴったり1アールです。
上の画像の黄色い部分がほぼ1アールですので、人の大きさも含めて頭に入れておくと良いでしょう。
※教室の面積の基準については長らく「7m×9m(=63㎡)」というプランが示されてきました。1a(100㎡)とはやや離れていますが、幅広い世代にイメージしてもらいやすいと考え、例として取り上げています
アール(a)とヘクタール(ha)の関係は?
1ヘクタールは100アールです。
記号を使って表すと「1ha=100a」になります。
1ヘクタール(ha)、つまり1辺の長さが100mの正方形の中には、1アール(a)の正方形が100個入ります。
1ヘクタールの例としては「学校の校庭の広さ」をイメージしておくと良いでしょう。
学校によって校庭の広さはまちまちなので、あくまで目安としてご活用ください(実際には1ヘクタールより狭い学校が多いです)。この機会に先生に「うちの学校の運動場の広さはどれくらい?」と聞いてみるのもよいですね!
まとめ&面積の換算表
このページでとくに大事な、前半部分の要点をまとめました。
- 1アールは100平方メートル
- 1アールは「1辺の長さが10mの正方形の面積」と覚えよう
- 1アールの広さを掴むには「学校の教室」や「柔道の試合場」をイメージしよう
そして最後に、面積の換算表(早見表)をのせておきます。算数・数学はもちろん、社会に出てからも(日常生活含め)覚えておいて損はないはずです。
面積 | 同じ面積 |
---|---|
1km2 (平方キロメートル) | = 100ha |
1ha (ヘクタール) | = 100a |
1a (アール) | = 100m2 |
1m2 (平方メートル) | = 10000cm2 |
1cm2 (平方センチメートル) | = 100mm2 |
1mm2 (平方ミリメートル) |
ちなみに「1アール≒30.25坪」です。いろいろな広さを表す言葉があってややこしいですが、知れば知るほど世の中の解像度がアップして面白いですよ!
関連ページ▼
参考URL・参考書籍など
- アール(あーる)とは? 意味や使い方 – コトバンク
- 学校の教室の面積について定めている基準はあるのか – レファレンス協同データベース
- 国際柔道連盟試合審判規定(2014年~2016年) – 公益財団法人 全日本柔道連盟
- 小学校設置基準(第八条 校舎及び運動場の面積等) – 文部科学省
- 『広辞苑 第七版』岩波書店,2018