12月13日は双子(ふたご)の日。1874年(明治7年)のこの日、「双子の場合は、先に生まれたほうを兄・姉、後に生まれたほうを弟・妹とする」という太政官指令が出されました。
それまでは、先に生まれたほうを弟・妹とし、後に生まれたほうを兄・姉とする地域も存在していたんです(今の神奈川県や石川県など)。
今回はそんな双子の日に関連して、双子に関するクイズを2問出題します。全問正解目指してレッツトライ!
【Q.1】双子のできる確率は?
双子のできる確率は、一卵性と二卵性をあわせると約1パーセントです(およそ100分の1)。
このうち二卵性の双子には人種差があると言われていますが、一卵性の双子には人種での差がありません。
では、一卵性の双子は母数1000に対してどのくらい発生するでしょう? 次のうち最も近いものをお選びください。
- 1000組中「1組ほど」(約0.1%)
- 1000組中「3組ほど」(約0.3%)
- 1000組中「7組ほど」(約0.7%)
答え
↓
↓
↓
正解は「2.1000組中『3組ほど』(約0.3%)」。一卵性双生児は人種や年齢にかかわらず、母数1000に対して約3の割合で発生します。
いっぽう二卵性双生児の発生には人種差があると言われており、日本の場合は1000組中6~10組ほどです(北欧は1000組中15~20組)。
一卵性双生児とは、一つの受精卵が二つに分かれて生まれたもの。二卵性双生児は、二つの卵それぞれが受精して生まれたものです。
一卵性の双子は両親から100%同じ遺伝子情報を受け継ぐため、性別や血液型が必ず同じになります。いっぽう、二卵性の双子は両親から平均して50%同じものを受け継ぐため、性別や血液型が同じとは限りません。顔が似ていなかったり、髪や肌の色が違うこともあります。
【Q.2】あのキャラも双子だった!
2問目はアニメの登場人物に関する問題です。次のうち、公式に双子の兄弟がいるキャラクターはどれでしょう?
- ドラえもんの「出木杉くん」
- クレヨンしんちゃんの「アクション仮面」
- サザエさんの「波平さん」
答え
↓
↓
↓
正解は「3.波平さん」です。波平さんには、双子のお兄さんである「磯野海平(うみへい)」さんがいます。
波平さんの頭のてっぺんの毛が一本なのに対し、海平さんの頭のてっぺんには二本の毛が生えています。ほかの見た目はそっくりなので、一卵性双生児かもしれませんね。
そのほかのおもな双子キャラクター | |
---|---|
作品名など | 双子 |
かいけつゾロリ | イシシ、ノシシ |
きかんしゃトーマス | ビル、ベン |
キャプテン翼 | 立花政夫、立花和夫 |
聖闘士星矢 | 双子座のサガ、双子座のカノン |
タッチ | 上杉達也、上杉和也 |
テニスの王子様 | 木更津亮、木更津淳 |
とっとこハム太郎 | トラハムくん、トラハムちゃん |
ドラゴンボール | 人造人間18号、人造人間17号 |
ハイキュー!! | 宮侑、宮治 |
Re:ゼロから始める異世界生活 | ラム、レム |
リトルツインスターズ | キキ、ララ |
【まとめ】オマケでもう1問!
最後までご覧いただきありがとうございます。おさらいとして、今回の内容をまとめておきますね。
- 双子ができる確率は、一卵性と二卵性をあわせると約1%(およそ100分の1)
- 一卵性の双子は人種や年齢にかかわらず、母数1000に対して約3の割合で発生する
- サザエさんの波平さんには、双子の兄・海平さんがいる
オマケでもう1問。ドイツの児童文学作家である、エーリッヒ・ケストナーの代表作の1つに、2人の双子の女の子が主人公の「ある小説」があります。では、その「ある小説」のタイトルとは次のうちどれでしょう?
- ふたりのグリコ
- ふたりのブルボン
- ふたりのロッテ
↓
↓
↓
正解は「3.ふたりのロッテ」です。
1人は母親、もう1人は父親と、それぞれ離婚した両親のもとで暮らしていた双子の女の子(ルイーゼとロッテ)が、夏の林間学校で偶然出会います。
両親の秘密を探ろうと、2人は入れ替わって林間学校から帰宅。ところがしばらくしてロッテが病気になり……、というあらすじです。
感想を一言で表すと「面白い!」なのですが、読んでいて、子どもと大人それぞれの思惑が見えるのが、なんだか複雑な気持ちにもなり…。いろいろな感情を味わえる本です
関連ページ▼
- >>[次の日]赤穂浪士討ち入りの日(12月14日)
- >>[前の日]漢字の日(12月12日)
- >>【今日は何の日】記念日一覧へもどる
参考文献・参考URL
- 『法令全書.明治7年』内閣官報局(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 生田精『全国民事慣例類集』司法省、1880年(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 大阪大学ツインリサーチ
- S Tong,D Caddy,R V Short (1997). Use of dizygotic to monozygotic twinning ratio as a measure of fertility,Lancet,349(9055),843-845.
- 小さく生まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究会『多胎児支援のポイント』みずほ情報総研株式会社、2019年(厚生労働省PDF)
- キャラクター紹介【磯野家親戚一同】|サザエさん公式ホームページ