マグロは魚の中でも、とくに大きいことで知られます。
私たちの食卓でもおなじみのマグロ類の大きさ・サイズを比較してみましょう。
種類・名前 | 大きさ | 重さ |
---|---|---|
クロマグロ (本マグロ) | 300cm | 400kg |
キハダマグロ | 200cm | 200kg |
メバチマグロ | 200cm | 200kg |
ミナミマグロ | 200cm | 150kg |
ビンチョウマグロ | 120cm | 30kg |
【参考】カツオ | 100cm | 30kg |
【参考】サケ(シロザケ) | 108cm | 11.5kg |
【大きい】クロマグロ
マグロ類の中でも大型に成長するのが「マグロの王様」ともいわれるクロマグロです。大きいものは体長3メートル、体重400キログラム以上に達します。
クロマグロは「本まぐろ」とも呼ばれ、寿司や刺身用の食材として利用されています。
有名な「大間のマグロ」もクロマグロ。大間で水揚げされた最大のマグロは440kgなんだそうです(水揚げされる平均は100kg前後)。
価格も高く、2013年での初セリでは222kgのマグロに1億5,540万円の値段がつきました。まさに「黒いダイヤ」ですね!
【小さい】ビンチョウマグロ
「ビンチョウマグロ」の名前で知られる「ビンナガ」は、ほかのマグロと比べて小さめ。大きな個体でも体長は120cm、重さは30kgほどです。
食用としてはおもに缶詰(高級ツナ缶など)の原料として利用されますが、脂ののったものは「ビントロ」として販売されます。回転寿司のネタとしてもおなじみですね。
そのほかのマグロ
キハダマグロとメバチマグロは、ともに大きいもので体長200cm、体重200kgほど。ミナミマグロは大きいもので体長200cm、体重150kgほどです。
ミナミマグロは、ほぼ全てが日本での生食(刺身や寿司など)に用いられます。
キハダマグロとメバチマグロは漁の種類によって用途が異なり、はえ縄で獲れたものは生鮮に、まき網で獲れたものは加工品におもに用いられます。
「はえ縄」は、長さ100~150kmにもなる長い「幹縄」に、数十mおきにエサと釣り針のついた「枝縄」をつけて行なう漁法です。大変な作業ですが、魚を傷つけずに水揚げできるメリットがあります!
参考URL
- 国際漁業資源の現況 – 水産庁 水産研究・教育機構
- マグロの情報 – 青森県大間町
- シーチキン情報 – はごろもフーズ
- ニッポンの漁(はえ縄・定置網・底引き網など) – 農林水産省