「ししとうに、含まれている栄養や、その効果・効能って、どんなの?」
なんて疑問を、抱えてませんか??
7月から8月にかけて旬を迎える、夏の野菜・ししとう(シシトウ・しし唐辛子)!
たま~に、メチャメチャ辛いモノに当たって、ウギャッ!となってしまうこともありますが、それも含めて好き、なんて人も多いですよね^^
今回は、そんなししとうに含まれている栄養や、その効果と効能、さらには、ししとうの栄養を効率よく摂取するための、オススメの食べ方&調理法について、ドドン!とまとめました♪
ししとうの代表的な栄養成分5つ!効果&効能も!
1. ビタミンC
ししとうに含まれている栄養素で、
まず押さえておきたいのが100グラム中
90mgと豊富に含まれているビタミンC!
ビタミンCには、私たちのカラダの
免疫機能を高め、疲労を回復してくれる
効果・効能があると言われているので、
風邪の予防や、ししとうの旬にもあたる
夏バテ防止のためにも、積極的に摂りたい
栄養素ですね^^
また、ビタミンCにはメラニン色素を
分解してくれるはたらきもあるので、
シミなどが気になる方にはもちろん、
夏の日焼け対策にも効果が期待できるのが
うれしいトコロ!
こう考えると、ししとうを食べるのに
オススメの時期は、やっぱり旬の夏だと
言えそうですね♪
2. β-カロテン(カロチン)
また、ししとうには体内でビタミンAに
変化する、βカロテンも豊富に含まれていて、
このベータカロテンには、
活性酸素の作用を抑える働きがあるので、
私たちのカラダが、老化(酸化)するのを防ぐ
効果・効能があると言われています。
それから「ビタミンA」という
キーワードを聞いて、ピンときた方も
いらっしゃると思いますが、
βカロテンは、目や髪の毛の健康を
維持するのに、とても大切な栄養素。
ほかにも、βカロテンにはビタミンC同様、
免疫力を高めて風邪を予防したり、動脈硬化の
予防にも効果があると言われているんですよ^^
3. カプサイシン
先のビタミンCやβカロテンももちろん
大切な栄養素ですが、より「ししとうらしい」
という意味では、
このカプサイシンという成分を
見逃すわけにはいきませんね^^
ししとうには「獅子唐辛子」という
名前からも想像できるように、唐辛子と
同じく、カプサイシンが含まれているので、
私たちのカラダの新陳代謝を促進して、
脂肪を燃焼させてくれる、ダイエット効果が
期待できます。
ちなみに、トウガラシの前についている
「獅子」は、ししとうの先端(先っぽ)の
カタチが、獅子の頭に似ていることから、
この名前がついたと、言われています♪
4. カリウム
それからししとうには、ミネラルの
一種であるカリウムも、100グラムあたり
370mgと、たっぷり含まれています。
カリウムには、私たちの体内の余分な
ナトリウム(塩分)を排出してくれる
はたらきがあり、むくみや高血圧に有効。
またシシトウの旬である、夏の時期には、
汗とともにカリウムが体外に出てしまい、
コレが夏バテの原因になることもあるので、
夏バテ知らずのカラダを作るためにも、
ししとうをしっかり食べて、カリウムを
バッチリ補給したいですね^^
5. ビタミンK
こちらはちょっと聞きなれないかも
しれませんが、ししとうにはビタミンK
という名前の栄養素も含まれていて、
このビタミンKには、血液を固めて
血を止めたり、カルシウムの吸収を助けて
骨を丈夫にしてくれる働きがあります。
コレをふまえると、ビタミンKは夏休みに
外で遊びまわり、転んでケガをすることもある
子供たちに、ぜひ摂ってもらいたい栄養素。
シシトウ単体では、なかなか好んで食べる
お子さんも少ないと思うので、このあと
ご紹介するオススメの食べ方なども参考に、
毎日の食卓に、ししとうを上手いカタチで
取り入れていきたいですね^^
もちろん、外出の機会は少なくとも、
どうしても年を重ねるごとに、
骨が弱くなってしまう高齢者の方にも!
このししとう(ビタミンK)は、
カルシウムを含む食材と一緒に、
積極的に食べてもらいたいトコロです♪
その他の栄養素もチェックしておこう!
- 食物繊維
- ナイアシン
- ビタミンP
そのほかにもシシトウには、腸内の
掃除をしてくれる食物繊維や、糖質や
脂質の代謝に働きかけてくれるナイアシン、
さらには、毛細血管を丈夫にしてくれる
ビタミンPなど、数多くの栄養素が含まれています。
特にビタミンPは、シシトウにたっぷりと
含まれているビタミンCのはたらきを助け、
さらに強くしてくれる効果もあるので、
ししとうの栄養素を語るうえで
ぜひとも押さえておきたい、
イチオシの成分ですね^^
ししとうの栄養価を損なわないオススメの調理法は?
調理するときに注意したいポイント
で、ししとうの栄養価を効率よく
摂取するための調理ポイントは
短時間で、チャッと加熱すること!
ししとうには、熱に弱い栄養素が多く
含まれているので、熱を通す時間を
極力短くすることで、
それらの栄養素が失われてしまうのを、
ある程度防ぐことができます。
また、加熱しすぎるとシシトウの
せっかくの鮮やかな色や香りが、
損なわれてしまうので、
これも、シシトウに熱を通す時間を
できるだけ短くしたい、理由の1つです。
ただし先ほど2番目に説明した
βカロテンは、油と一緒に炒めると
吸収率がアップしますし、
最後のほうに出てきたビタミンPには、
熱に弱いビタミンCを、その熱から
守ってくれるはたらきもあるので!
個人的には、火を通す時間に対して、
そこまで神経質になる必要はないと
思いますね^^
具体的なオススメメニュー
で、今言ったことをふまえたうえで、
ししとうを使った、具体的なオススメの
メニュー(料理)をあげるなら、
油でチャッと炒めたししとうを、
いつもの料理にアクセント的に
加えて食べるのが、イチオシ!
ですので、
- 夏野菜カレー(上の動画を参考に!)
- ししとうと茄子(ナス)の味噌炒め
- チンジャオロースならぬ、豚肉&ししとうの炒め物
このあたりは、ししとうとの相性も
バツグンで、かなりオススメですね^^
ちなみにシシトウは、そのまま
加熱すると中の空気が膨張して、
破裂してしまうことがあるので、
それを防ぐために、熱を入れる前に
竹串などを使って、あらかじめ数か所に
穴をあけておくとGood!です♪
まとめ
今回はししとうに含まれている
栄養と、その効果・効能に加え、
ししとうの栄養素をより効率的に
摂取できる、オススメの調理法や
メニューについてご紹介してきました。
最後にもう一度、今回の内容を
ギュッ!と凝縮してまとめると、
こういったカタチになりますね。
ししとうの代表的な栄養成分と効能は…
- ビタミンC:夏バテ防止・日焼け対策
- カロチン:アンチエイジング・動脈硬化予防
- カプサイシン:新陳代謝の促進
- カリウム:むくみ解消・高血圧の改善
- ビタミンK:カルシウムの吸収を助ける
栄養を効率よく摂取できるおすすめメニュー
- 夏野菜カレー
- ししとうとナスの味噌炒め
- 豚肉とシシトウの炒め物
ちなみにスーパーなどで、美味しい
シシトウを選ぶときのポイント
(選び方・見分け方)は、
なるべく緑色が濃くて、カタチは
細く小さめのモノをチョイスすること。
さらに見た目にツヤがあり、ニオイを
嗅いでみて香りがハッキリとしていれば、
なおカンペキです^^
逆に、あまりに大きかったり、
硬くなってしまっているモノは、風味や味が
落ちていることが多いので注意しましょう!