お賽銭で大切なのは祈りの心であって、金額は関係ないとはよく言いますが、縁起を担ぐ人にとっては金額も大切です。

10円玉を賽銭箱に入れたあと「10円は遠縁(とおえん)につながり、ご縁が遠くなるからダメ」と聞き、不安になるケースもあるかもしれません。そんなときはどうすればいいのでしょうか?

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▲実際には、10円玉はお賽銭として納められる硬貨のうち、決して少なくない割合を占めています


10円を入れてしまったらどうする?

先のとおり、本来お賽銭の金額に決まりはありません。とはいえ、10円を入れたことに後ろめたさがあるなら、改めて神社やお寺にお参りして、お賽銭を納めなおすと良いでしょう。

神社やお寺に1日に複数回お参りしてはいけないという決まりはないので、その日のうちにでも、もう一度参拝すると良いですね。(朝と夕の1日2回、毎日欠かさず神社にお参りするという人もいらっしゃいます。)

その際に改めて、自分にとって気持ちの良い金額のお賽銭を納めれば(5円や50円など)、きっと不安も軽減されるはずです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ちなみに「遠縁」を辞書で引くと「遠い血縁」とあります。遠いとはいえ、血がつながっているわけなので、ある意味ではご縁があると言えるかもしれません

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