「ゴーヤってカラダに良さそうだけど、
どんな栄養や効能があるのかな?」
なんて疑問を、抱えてませんか??
- 何ともいえない苦みがある
- 長寿大国・沖縄でよく食べられている
こんな理由から、何となくカラダに
良さそうなイメージのある、夏の野菜・
ゴーヤ(苦瓜・ゴーヤー)。
今回は、そんなゴーヤに関する、
- ゴーヤに含まれる、代表的な3つの
栄養成分と、その効果・効能 - ゴーヤのわたや種に含まれている
栄養と、その効果・効能 - わたや種のオススメ調理法
以上3点について、まとめました。
まずは早速、コレだけは外せない、
ゴーヤに含まれる、3つの代表的な
栄養成分についてのご紹介です!
ゴーヤの栄養と効能!この3つは外せない!
1. ビタミンC
ゴーヤにはレモンの2~4倍&
トマトの3~5倍と、ビタミンCが
豊富に含まれています。
しかもゴーヤに含まれている
ビタミンCは、非常に熱に強いのが
特徴なんですよね^^
普通のビタミンCは加熱すると失われて
しまうことが多いので、料理するときって
結構、気をつかったりするので、
何気にコレは、ありがたいポイントです♪
ビタミンCの効果や効能
昔の中国の書物に、
「広東の人は、ライチを食べ過ぎてニキビや
口角炎ができたとき、苦瓜(ゴーヤ)で治した」
といった旨の記述があるくらい、
ゴーヤに含まれるビタミンCは
肌に良いのが特徴!
ゴーヤの旬である夏の季節は、日焼けや
シミが気になる時期でもあるので、
そういった意味でも、メラニンの生成を
抑えてくれるビタミンCは、ゴーヤを
食べることで積極的に摂りたい栄養素ですね。
また、こちらもご存知の方が多いと
思いますが、ビタミンCは疲労回復や
風邪の予防にも効果的なので、
夏バテや夏風邪を防ぐためにも、
夏にはゴーヤをたくさん食べて、
元気な毎日を送りたいモノです。
水分が多いゴーヤには、カラダを
冷やしてくれる効果もあるので、
本当に夏にはイチオシの食材ですよ♪
2. モモルデシン
ゴーヤの独特の苦みのもとに
なっている成分が、このモモルデシン。
モモルデシンは、細胞の老化(酸化)を
防いでくれるサポニン類の一種で、
食物繊維にも分類されます。
モモルデシンの効果や効能
今言ったように、モモルデシンは
食物繊維なので、腸内環境を整える
効果・効能を持っています。
またモモルデシンには、胃腸の粘膜を
保護したり、食欲を増進する効果も
あるので、
水分の摂り過ぎなどで、胃が弱ったり
食欲が減退しがちな夏には、かなり
ありがたい栄養成分ですよね!
さらに、サポニンにはコレステロールや
老廃物を排出するはたらきがあるので、
- コレステロールの値を下げる
- 動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する
- ガンを予防する
こういった効果・効能も
期待できると言われています。
沖縄の人たちが長生きなのは、
ゴーヤの、こんな効果・効能の恩恵を
受けているからかもしれませんね^^
他にもモモルデシンには、私たちの
神経に働きかけ、気分をシャキッ!と
させてくれる効果もあると言われています。
チャランチンとコロコリン酸にも注目!
ちなみに、ゴーヤの苦みの
もとになっている成分には、
モモルデシンのほかにも、
- チャランチン
- コロコリン酸
こんなちょっと可愛らしい(?)
名前の、2つの成分があげられます。
これら2つの成分は、植物インスリンと
呼ばれ、血糖値を正常化するのに
役立つとされているので、
このことからも、ゴーヤは糖尿病予防に
効果的な食材だと言えそうですね♪
3. 蛋白MAP30
何やら聞きなれない名前ですが、
ゴーヤには蛋白MAP30という成分が
含まれており、
コレも、ゴーヤが健康に良いと
言われている理由の一つになっています。
蛋白MAP30の効果や効能
蛋白MAP30には、ナチュラルキラー細胞
(NK細胞)を活性化させて、
私たちのカラダの中のガン細胞が
増えるのを防いでくれる、効果・
効能があると言われています。
こうしてゴーヤに含まれている
栄養・成分について見てみると、
ビタミンC以外は、
ちょっとマニアック、でも体には
すごく良さそうな成分が、色々と
含まれているコトがよくわかりますね^^
そのほかの栄養素
他にもゴーヤには、
- カリウム
- カルシウム
- 鉄分
といった、ミネラル類や、
- βカロチン
- ビタミンB1
- ビタミンE
などのビタミン類が含まれています。
特に鉄分は、ほうれん草の2倍以上
含まれているため、妊婦さんは積極的に
食べたほうが良さそうに見えますが、
ちょっと注意しておきたい
ポイントもあって…
妊婦さんにゴーヤはNG?
実はゴーヤには、キニーネという成分が
含まれており、コレが子宮を収縮させ、
流産を引き起こす可能性があるとされています。
ただし、ネットで色々とググッてみたり、
沖縄出身の私の友人たちに、
話を聞いてみた限りでは、
どうやら、普通に食べる分には
特に、心配する必要はなさそう。
どうしても心配な方は、
一度、産婦人科の先生に
相談してみるのも良いですね^^
ゴーヤは、わた・種の栄養もスゴい!
ゴーヤの「わた」に含まれる栄養
先ほど、ゴーヤにはたっぷりの
ビタミンCが含まれているという
お話をしましたが、
実は、わた(ワタ・綿)の部分には、
皮の3倍以上(!)のビタミンCが
含まれていると、言われています。
普段は何も考えずに、捨てて
しまっている、わたの部分ですが、
コレを聞くと、何だか捨てるのは
もったいない気がしてきますね^^
ゴーヤの種(タネ・種子)に含まれる栄養
一方、ゴーヤの種には
共役(きょうやく)リノール酸という、
コチラも、ちょっと聞きなれない
名前の成分が、含まれています。
で、この共役リノール酸は、
なにげにスゴい成分で、
体脂肪の増加を防いで、太りにくい
体質を作ってくれる、効果・効能が
あると言われているんですよね^^
詳細については、まだまだ
これから解明されていく部分が
多いのが現状ですが、
コチラもわた同様、こんなこと
聞いたら、捨てるのがもったいなく
感じちゃいますよね!
わたや種のオススメ調理法
ゴーヤの、わたや種については、
調べてみると、丸ごとステーキや
天ぷらなど、色々な調理法が出てきますが、
個人的に、ラクチンでオススメなのは、
いつも作るゴーヤチャンプルーに、
種もわたもそのまま入れてしまうこと。
種はカリッカリ、わたは茄子のような
柔らか食感が味わえて、なかなかイケますよ^^
種に関しては、あらかじめ
たっぷりの油で揚げ焼きしてあげると、
フライドオニオンのような
サクサク食感になって、よりGood!です。
他にも、ゴーヤを入れて作る
夏野菜カレーに、わたと種を一緒に
入れてしまっても良いですね。
この場合も、種は先ほどのように
別で揚げ焼き。
わたは、食べやすい大きさに切った
モノを強火で炒め、ソレを最後に
カレーに加えてあげればカンペキです。
ゴーヤの苦みを消す方法については、
以下の記事を参考にしてください。↓
ゴーヤの苦みを、砂糖を使って上手に消すオススメの方法を、1ステップずつ分かりやすくまとめています。「ゴーヤは健康に良さそうだけど、苦いのがちょっと…」という人は必見です!
気づけば、いつのまにか
内容が盛りだくさんになったので、
一度スッキリとまとめましょう!
まとめ&ゴーヤの保存方法はコレ!
今回は、夏が旬の野菜・ゴーヤの
注目したい栄養成分や、その効果・
効能についてご紹介してきました。
最後にもう一度、今回の記事の内容を
ギュッ!と凝縮してまとめておくと、
こういったカタチになりますね^^
ゴーヤに含まれる、注目の3つの栄養成分は…
- ビタミンC
- モモルデシン
- 蛋白MAP30
ゴーヤの栄養に関する、3つの豆知識は…
- わたには、皮の3倍のビタミンCが!
- 種には「共役リノール酸」という注目成分が!
- わたや種は、ゴーヤチャンプルーや
カレーに入れて食べるのが、オススメ!
ちなみに、いくらカラダに
良いとされるゴーヤといえども、
食べ過ぎると、人によっては胃痛や
腹痛、そして下痢などを引き起こすコトが
あるので、くれぐれもご注意を。
「食後によく下痢や腹痛に襲われる…」
という人は、こちらの記事にも
目を通しておくとよいでしょう。↓
毎日のように食後の腹痛や下痢に悩まされているというあなたのために、考えられる原因とオススメの対処法・改善法について、それぞれ3つずつご紹介しています。
そうそう!
せっかくですので、ゴーヤの
保存方法についても、この機会に
カンペキにしておいてくださいね^^↓
ゴーヤの保存方法を、冷凍・冷蔵・乾燥の3種類別に、分かりやすくまとめています。ゴーヤを保存しておきたい期間の長さに応じて、あなたにあった保存方法をセレクトしてくださいね。