卒業と修了の違いについて書きました。僕(なごやっくす)は大学院の修士課程を修了しております。
- 卒業と修了の違いが知りたい…
- 履歴書に卒業と修了のどちらを書けばいいか分からない…
- 卒業と修了を使い分けられたらカッコイイかな…
こんな人に向けて書いた記事です。先に履歴書について書きますね。
履歴書には卒業と修了のどちらを書くべきか
高専・短大・大学・専門学校
卒業でOKです。中学校や高校(高等学校)は、言わずもがなですね。
- 高専(高等専門学校)
- 短大(短期大学)
- 専門学校
に関しては事例が少ないですが、以下のサイトの記入例や解説に目を通せば、
と安心していただけるかと思います。
大学院(修士・博士)
こちらは修了です。僕も履歴書に修了(見込み)と記入して就職活動を行ない、ありがたく内定を頂いております。
先ほどのせたページに、大学院についての記載もありますよ(修士・博士両方とも)。
職業訓練校
修了がよろしいかと思われます。なお、職業訓練校は学歴欄ではなく、
- 職歴欄
- 自己PR欄
のどちらかに記入するのが一般的です。どちらが良いかは、世間でも見解が分かれております。
職業訓練校は職業能力開発促進法において規定された厚生労働省管轄の公共職業訓練施設の為、学歴にはなりません。
その為、履歴書には学歴欄ではなく、職歴欄に記載します。
職業訓練校の経験は、WEB履歴書に記載して問題ありません。ただ、職歴ではありませんので、自己PR欄に記載をしてアピールしましょう。
自分がもし職業訓練校を修了した立場だったら、自己PR欄に記載しますね。
職業というよりも、学びの場としてのイメージが強いので。「校」という漢字も付いていますしね。ご参考までに。
履歴書については今あげたとおり。では、卒業と修了の違いは?
卒業と修了の違い
「使い方の分かる類語例解辞典(小学館)」の633ページにはこうあります。
卒業/修了 使い分け
【1】「卒業」は、学業を終え、学校を離れること。「修了」は、一定の学業、課程を終えること。
辞典を見てもお分かりのとおり、焦点(フォーカス)を当てている場所が、
- 卒業:学校
- 修了:学業(の課程)
と、それぞれ異なるというわけですね。
なお、大学院であえて「修了」という表現が使われるのは、大学院の中に、
- 修士課程(前期博士課程)
- 博士課程(後期博士課程)
と二つの課程が存在しているからだと考えられます。
最後に料理教室を例にとって、卒業と修了を使い分けてみましょう!
卒業と修了の違いをふまえた使い分け
■ 卒業と修了の使い分け(料理教室の例)
- コースが1つだけ:卒業
- コースが3つあり、そのうちの1つを受講し終えた:修了
自分の通う料理教室が、
と、1つのコースだけを徹底的に教えてくれる教室なら、ソコでの学びを終えたら「卒業」。
いっぽう、
- 和食コース
- 洋食コース
- 中華コース
といくつかのコース(講座)がある料理教室で、そのうちの1つ、例えば和食コースを学び終えたなら、ソレは「修了」。
こんな使い分けができますね。
なお、今の例で気づいた人もいるかもしれませんが、「卒業」できるなら自然と「修了」もしている場合がほとんどです。
細かく見だすとキリがないので、とりあえずはこんな感じでざっくりと理解しておけば大丈夫かと!
卒業と修了まとめ
卒業と修了についてギュッ!とまとめた、僕(なごやっくす)のツイートを貼り付けておきます。
[卒業と修了の違い]
※参考「使い方の分かる類語例解辞典(小学館)P633」卒業:学び終えて学校を離れる
修了:学業などの課程を終える履歴書に記入するのは…
・卒業:高校/高専/短大/大学/専門学校
・修了:大学院(修士/博士)厳密な定義はないので、その時の風潮とすり合わせながら使い分けを😌
— なごやっくす@教えたがりダッシュ! (@oshietagaridash) 2018年12月24日
ツイートにも書きましたが、卒業と修了の違いに明確な定義はありません。
ですので、世間の様子を覗いながら←、上手いこと使い分けていきたいですね。それでは!
関連ページ▼