7月25日は「かき氷の日」です。なぜでしょうか? 一般社団法人日本かき氷協会によると、その由来・理由は以下の2つなんだとか。
- かき氷の別名「夏氷(なつごおり)」を「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせ
- 昭和8年(1933)のこの日に、山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録した
なるほど。ちょっとした雑学ですね!
【夏氷】山口誓子の俳句に登場
今ではあまり馴染みのない「夏氷(なつごおり)」というワードですが、山口誓子が「匙なめて 童たのしも 夏氷」と俳句に詠んでいます。
スプーン(匙)を舐めながら、かき氷を美味しそうに食べる子供(童)の姿が目に浮かぶようです。ちょっとお行儀が悪いかもしれませんが、それも含めて暑い夏を感じさせるステキな句です。
【日本最高気温】フェーン現象が原因
昭和8年(1933)7月25日に、山形県山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録したのは「フェーン現象」によるものです。
気象庁によると、湿った空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、そこで吹く乾燥した高音の風を「フェーン」と言います。そして、フェーンによって気温が上昇することを「フェーン現象」と呼ぶんだとか。
▲フェーン現象の模式図(出典:気象庁ホームページ)
この40.8℃は、2007年に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で40.9℃が観測されるまで、74年間も1位に君臨していた歴史的な記録です。そりゃあ、かき氷でも食べて涼みたくなりますね。
【さいごに】おさらいクイズ
最後までご覧いただきありがとうございます。クイズでこのページの内容をおさらいしましょう。問題は全部で3問です。
- 【問題】日本かき氷協会によると、かき氷の日は何月何日とされているでしょう?
- 【問題】「匙なめて 童たのしも 夏氷」という句を詠んだ、京都出身の俳人は誰でしょう?
- 【問題】湿った空気が山を越え、風下地域の気温が上がることを「何現象」と呼ぶでしょう?
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答えは「1.7月25日」「2.山口誓子」「3.フェーン(現象)」です。僕自身、記念日(かき氷の日)をきっかけに俳句や気象現象についての知識を得られる、ちょっと得した1日になりました!
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