10月16日は国連(国際連合)による「世界食料デー」です。
1945年のこの日に国連食糧農業機関(FAO)が創設されたことを記念し、世界の食糧問題を考える日として1981年から定められています。
世界の一人ひとりが協力し合い、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくことが目的で、毎年この日や10月の「世界食料デー」月間には、日本を含む世界各国でさまざまなイベントが開催されますよ。
▲世界食料デー2023 テーマ動画 via 日本国際飢餓対策機構
今回は、そんな「世界食料デー」に関するクイズを2問出題します!
【Q1】飢餓に苦しんでいる人はどれくらい?
栄養のある食べ物を毎日十分に食べられないことを「飢餓(きが)」といいます。
では、世界で暮らす人々のうち、飢餓に苦しんでいる人の数はどれくらいでしょう? 次の3つからもっとも近いものをお選びください。
- 日本の人口くらい
- 日本とインドネシアの人口を足したくらい
- 日本とインドネシアとアメリカの人口を足したくらい
答え
↓
↓
↓
正解は「3.日本とインドネシアとアメリカの人口を足したくらい」です。
今、世界では最大8億2800万人が飢餓に苦しんでいると言われており、選択肢の中でこの数に一番近いのは、日本(約1億2600万人)、インドネシア(約2億7400万人)、アメリカ(約3億3700万人)の人口を足した数でした割合でみると10人に1人です。
ただし、飢餓に苦しむ人がたくさんいるからといって、食料が足りていないわけではありません。世界の穀物生産量は28億トン以上で在庫もあるので、みんなが十分に食べられるだけの食料は生産されていると言われています。
そこで注目したいのが、生産されているにもかかわらず「ムダになっている食料の量」です。いったいどれくらいあるのでしょう?
【Q2】家庭で捨てられている食べ物はどれくらい?
世界で毎年ムダになっている食料は、約13億トンにのぼると言われています。そして日本でも「食べ残し」や「賞味期限切れ」などによって年間522万トンの食べ物が、まだ食べられるのに捨てられてしまっています。
そこでクイズ(問題)です。日本で捨てられている食べ物のうち、小売店・食品メーカー・飲食店「ではなく」、家庭で捨てられている食べ物の割合はどれくらいでしょう? 次の3つからもっとも近いものをお選びください。
- およそ7%
- およそ27%
- およそ47%
答え
↓
↓
↓
正解は「3.およそ47%」です。
日本で捨てられている522万トンのうち、約47%にあたる247万トンの食べ物が家庭で廃棄されていると言われています。思ったより割合が高いと感じましたが、みなさんはどうですか?
家庭での食品ロスを減らすために、私たちができる取り組みには「食材を買い過ぎない」「食材を上手に使い切る」「ローリングストックを行なう」などがあります。
「世界食料デー」をきっかけに、まずは簡単にできることから自分の食生活・食事に取り入れていきたいですね!
家庭で食品ロスを減らすコツ |
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【おまけ】「飢餓をゼロに」はSDGsの何番目?
最後におまけでもう1問クイズです。
SDGsの17の目標のうち「飢餓をゼロに」に付けられた番号(ナンバー)は何番でしょう? 次の2つのうち、正しいと思うボタンをタップしてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。世界で起こっていることを知り、自分の手の届く範囲でできることを行動に移す。この両方のバランスを取っていくのが(いざやってみると難しかったりしますが)大事だといえるかもしれません!
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※ページ内で紹介しているイベント・キャンペーンなどは終了している場合があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください
参考URLなど
- 「世界食料デー」月間 みんなで食べる幸せを – 認定NPO法人 ハンガー・フリー・ワールド
- 10月16日は世界食料デーです! – 農林水産省
- 一般社団法人 日本記念日協会(その他の記念日) – 公式サイト
- World Food Day – FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations)
- 人口の多い国 – キッズ外務省
- 家庭での食品ロスを減らそう、食品ロスにしない備蓄のすすめ – 消費者庁