11月2日は「習字の日・書道の日」です。
「正しい美しい愛の習字」を基本理念として書道の通信教育などを行なう公益財団法人 日本習字教育財団(福岡市中央区)が、財団創立60周年を記念して2013年(平成25年)に制定しました。
日付の由来は、11月が文化祭などが多く開かれる「文化月間」であることと、「いい(11)文字(02)」の語呂合わせから。
毛筆や硬筆で文字を美しく書く、習字・書道の伝統文化の継承が目的で、毎年この時期には「手紙を書こう」企画などのイベントが開催されます。
今回は、そんな「習字の日・書道の日」にちなんだ雑学クイズを2問出題します!
【Q1】日本習字の最高段位は?
日本習字教育財団の「幼児部・小学部・中学部」コースで、最高段位となっているのは何段でしょう? 次の3つから正しいものをお選びください。
- 五段
- 八段
- 十段
答え
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正解は「2. 八段」です。
日本習字教育財団(以下日本習字)では、実力に応じて段級位を認定する制度を導入しており、「幼児部・小学部・中学部」の最高段位は八段となっています(毛筆・硬筆)。
段級位は10級から八段まで26段階とかなり細かく分かれており、少しずつステップアップしていけるのが特徴です。モチベーション維持にも役立ちそうですね。
【Q2】「筆の運び」を表す二字熟語は?
書道で線を書くときの基本となる三要素のうち、「筆の運び」を表す二字熟語として一般的なのは、次の3つのうちどれでしょう?
- 送筆(そうひつ)
- 動筆(どうひつ)
- 中筆(ちゅうひつ)
答え
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正解は「1.送筆(そうひつ)」です。
大筆で線を書くときの、筆使いの基本となるのは「始筆(起筆)・送筆・終筆(収筆)」の3つです。
このうち筆を動かす部分にあたるのが「送筆」で、横の線を書くときも縦の線を書くときも、筆を回したり手首をねじったりせずに「体全体で」筆を動かすのがポイントとされています。
体全体を使って文字を書くためには、正しい姿勢が大切です。体と机のあいだは少しあけて、背筋を伸ばして肩の力を抜き、肘が机につかないように筆を動かしましょう。こうして見ると、書道はどこかスポーツに通ずるところがありそうです。
近くの書道教室まで足を運んで指導を受けると、練習中の姿勢もチェックしてもらうことができます。自宅に居ながら書いた作品を見てもらえる通信講座も良いですが、姿勢まで教えてもらえるのは、対面指導ならではのメリットですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。習字や書道の美しい文字はもちろん、ドン・キホーテの手書きPOP(ポップ)や居酒屋のメニューなど、手書きの文字にはどこか惹かれるところがありますよね。文字を書く(打つ)のはもっぱらスマホやパソコンという人も、「習字の日・書道の日」をきっかけに、手書きしてみてはいかがでしょうか。ちなみに僕も、手書きのメモを見たり書いたりしながら、このページを作っています!
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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URLなど
- 【公式】習字教室の日本習字【毛筆、ペン字、通信講座】 – 公益財団法人 日本習字教育財団
- 一般社団法人 日本記念日協会(協会認定記念日) – 公式サイト
- <士別>15歳福井結奈さん、書道硬筆・毛筆で最高位八段 中学生以下の昇段試験に合格 – 北海道新聞デジタル
- 書道1「第2回 一本の線に表情が宿る ~漢字仮名交じりの書~ – NHK高校講座