10月27日は「文字・活字文化の日」です。
平成17年(2005年)7月施行の「文字・活字文化振興法」第十一条により制定されました。
日付の由来は、この日が「読書週間」の初日にあたることから。
国民の間に広く文字・活字文化についての関心と理解を深めるようにするのが目的で、毎年この時期には地方公共団体の図書館を中心に、各地でイベントが開催されます。
10月27日は文字・活字文化の日 & #読書週間 の初日☆H25年度「 #国語に関する世論調査」では1か月1冊も本を読まないと47.5%が回答。みんなはどう?http://t.co/7BecKvVPQu #文化庁 #読書 pic.twitter.com/hIM9ozqakc
— ぶんかる【文化庁公式】 (@prmag_bunka) October 27, 2014
今回は、そんな「文字・活字文化の日」にちなみ、「文字・活字文化」についての簡単な説明と、図書館に関する雑学クイズを紹介します!
「文字・活字文化」とは?【簡単に】
「文字・活字文化」を簡単にいうと「活字の文章を読み書きしたり、出版したりすることによって生み出される文化」といったところでしょうか。
知的で心豊かな社会の実現には、「活字の文章」が重要な役割を果たします。なので、「みんなが活字の文章を理解できるように、国語教育をしっかりしよう!」とか「みんなが活字の文章に触れられるように、図書館制度を充実させよう!」といったことが「文字・活字文化振興法」で定められているわけですね。
「文字・活字文化振興法」が生まれた背景には、若者(だけではないと思いますが)の活字離れによる「活字文化の衰退に対する危機感」が潜んでいそうです。
「活字の文章」の中でも、作家・教育者・編集者など「多くの専門家(プロ)が関わり合って生み出されたもの」はとくに大切な気がします。活字の文章を読むときは、紙・デジタルにかかわらず「それが誰によって書かれたものなのか」は意識しておきたいですね!
【雑学クイズ】日本にある図書館の数はいくつ?
文部科学省の調査によると、日本にある公共図書館の数はいくつでしょう? 次の3つからもっとも近いものをお選びください。
- 約400
- 約1400
- 約3400
答え
↓
↓
↓
正解は「3.約3400」です。
令和3年度の社会教育統計によると、日本国内にある公共図書館の数は「3394」でした。日本の市町村の数が「1724」なので、単純計算すると1つの自治体に2つの図書館があることになります。
ただし、実際は地域によって偏りがあり、公立図書館がない市町村は全国の2割以上、市を除いた町村に限ると4割を超えるそうです。たしかに、政令指定都市だと1つの区に複数の図書館が設置されているケースもありますし、そう考えると場所によって相当な格差がありそうです。
ちなみに、同じ調査で国民1人あたりの貸出冊数は年間で4.2冊、貸出回数は1.1回でした。こちらも人によって大きな差があるはずなので「図書館なんて滅多に行かないよ」という人も多いのではないでしょうか(僕は利用するときとしないときの差が激しいタイプです)。
1つの自治体に最低1つの公共図書館が設置されるようになると良いですね。とりあえず、家の近くに図書館がある人が図書館を使い倒して、そこで得た知識や経験・豊かさを、どんどん世の中に還元していくのがイイかなぁと思います!
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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URL
- 文字・活字文化振興法 – e-Gov法令検索
- 文字・活字文化の振興 – 文化庁
- 文字・活字文化の日&読書週間 – 江戸川区立図書館
- 一般社団法人 日本記念日協会(その他の記念日) – 公式サイト
- 公益財団法人 文字・活字文化推進機構 – 公式サイト
- 23A-Q02 図書館の館数、職員数、図書冊数 – 統計局ホームページ/統計FAQ
- 公立図書館が設置されていない市町村は全… – 奈良新聞デジタル